デジタル性犯罪をテーマにした韓国映画『配信犯罪』への著名人のコメントが到着した。
日々巧妙さと危険度を増し、誰もが無関係ではいられないデジタル性犯罪。「n番部屋事件」以降、関連法が改正され厳罰化が進んだ韓国でも、依然社会問題として存在し続けている。もし、自分の恋人が今にも危険にさらされようとしていたらという、現代ならではの息を呑むリアルタイム追跡劇『配信犯罪』への応援コメントが到着した。
本作は、恋人が謎の男“ジェントルマン”(演者パク・ソンウン)に捕らえられたドンジュ(演者パク・ソンウン)が、あらゆる伝手、人脈、SNS、そして頭脳を駆使して救出に奔走するという物語。10月13日よりシネマート新宿、10月20日よりシネマート心斎橋にて公開となる。
今回、名優パク・ソンウンの怪演を讃えるコメントから、決して他人ごとではない題材にまで、作品に深く魅せられた著名人のコメントが寄せられた。
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
主人公を徹底的に追い込む、超ハードなワンシチュエーション・スリラー!!メッセージの織り交ぜ方も巧い。そして何より、特筆すべきはパク・ソンウンの演技。相手をピクつかせる煽り演技をやらせたら、彼の右に出る者はいない。人を怒らせるためのあらゆるメソッドが、本作のソンウンの演技に詰め込まれている。
野水伊織(声優)
インターネットメディアやSNSが普及し、プライベートですらコンテンツになる時代。
しかしその画面の向こうにいる人も「誰かにとっての大切な人」だということを忘れてはいけないと、本作は我々に警鐘を鳴らす。
ジャンル映画の枠に留まらない後味に、あなたもハッとさせられることだろう。
成川彩(韓国在住文化系ライター)
現実に後を絶たない韓国のデジタル性犯罪。ライブ配信をリアルタイムで見ているようで、気が付けば恋人を救おうと必死の主人公と一体になって手に汗を握っていた。「遊び感覚で見る動画、恋人が被害者だったら?」と投げかける監督の怒りの声が聞こえた。
ジャガモンド斉藤(芸人/映画紹介人)
ボタンを押すだけで色々な動画を楽しめてしまう便利な時代。「いっぱい観れる~」なんてうつつを抜かしてる場合じゃない。
この映画はそのボタン1つで加害者から被害者になってしまった男の物語だから。
ネットに依存する我々にもう安全圏なんて存在しない。ボタン1つで地獄を見てしまうことが、私達にだって起こりうるのだ。
■【動画】韓国震撼のホラー映画『トンソン荘事件の記録』とは…
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