女優のハン・ギョンソンさんがこの世を去って、9年が経過した。
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故ハン・ギョンソンさんは2015年7月4日、集中治療室で意識不明の状態で治療を受けている間に亡くなった。享年52歳。
1963年5月18日に生まれたハン・ギョンソンさんは、1989年にKBS公開採用タレント10期でデビュー。『ナツメ愛に包まれたよ』のような連続ドラマから『妖精コムミ』などの子ども向けドラマ、そして『朱蒙』『大祚榮』といった時代劇まで幅広く出演。このほかにも30以上の作品に出演するなど、韓国ドラマ界の欠かせない存在として活躍した。
そんな故人は亡くなる半月前の6月19日、出演していたMBCドラマ『偉大なる糟糠の妻』の撮影と会食を終えて帰宅する途中、体に異常を感じ、病院に足を運んだ。特別手術はせずに回復していたが、数日後の30日に再び倒れて意識を失い、脳出血と診断された。
7月1日に意識を取り戻したが、再び意識不明に。集中治療室で治療を受けるも、そのままこの世を去ることとなった。
最後まで見守った同業者たちは、故人に対して「長く一緒に演技したかった友人」と涙を流した。また、ある俳優は「集中治療室で少し起きた時、自分がなぜここにいるのかと言って、撮影しなければならないと台本を探していた」と話したほどで、演技への熱が感じられるエピソードだ。
当時、葬儀に来ていた女優のパク・チュングムは、「天国に行って辛くないことを…」と話を続けることができず、ユン・ヘヨンは「いつも、すべての人々に惜しみなく与えていた方だった」として涙を見せた。キム・ユンギョンもやはり、「その日は会食だったが、ずっと頭が痛いとおっしゃった。拳で頭を叩いていたが、すでに片方に麻痺が来ていたようだった」とし、「いつもお姉さんには“生きている天使”だと言っていたが、いつももらってばかりだった」として涙を流した。
併せて、故人の生前の善行も公開。ハン・ギョンソンさんは過去、整形手術の失敗による“うつ病”を患い、障害者を助けるボランティア活動を始めて困っている人を助けていたという。町内の敬老パーティにも参加するなど、周囲に気を配っていたと明かされた。
(記事提供=OSEN)
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