映画『密輸』(原題)は公開2週目でも勢いがすごい。
韓国の映画振興委員会統合ネットワークによると、『密輸』は公開2週目にも関わらず、全体の映画チケット販売量1位を守っている。錚々たる韓国映画やハリウッド映画が公開し、上映ラッシュの中で『密輸』の口コミが勢いにのったようだ。
『密輸』は公開4日目に100万人突破、7日目で200万人突破している。
製作側は、目に見える興行の勢いについて「幼い世代から高齢層まで、全世代を満足させることができる映画の作り方に起因したものと見られる。20、30、40代がリュ・スンワン監督ならではの個性的な演出と、見れば見るほど興味深いキャラクター間の関係性など、映画を楽しめる構成に満足しているとするなら、50、60、70代は70年代の郷愁を感じられる映画の中の背景とOST、スクリーンで見る俳優たちの熱演を満足度を高める要素に挙げている」と分析した。
さらに「何よりも、全世代が満足できる共通点は映画の主な背景となる海だ。水中、水面、港を問わず涼しさと清涼さが伝わる海の背景によって『密輸』が夏の映画として適格だ」と話した。
猛暑が続く昨今、海という背景が提供する涼しげな“目の保養”が一役買っているものと見られる。
映画『密輸』は、平和だった海辺で、密輸に巻き込まれた人々の話を描いた海洋犯罪活劇で、女優キム・へスやヨム・ジョンア、俳優チョ・インソンなど演技派俳優たちが出演している。
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