映画『密輸』(原題)が公開前から大ヒットの予感だ。
『密輸』はロカルノ国際映画祭に続き、第48回トロント国際映画祭(TIFF)スペシャル・プレゼンテーション部門に出品された。
今夏、脚光を浴びている『密輸』(監督リュ・スンワン)が海外でも通じたようだ。9月7日から17日まで開催される第48回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門に出品され、全世界に紹介される。
トロント国際映画祭はカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭とともに世界4大国際映画祭に数えられる国際映画祭だ。特に、全世界の映画関係者の中でも北米映画産業の関係者が大勢参加し、ハリウッド商業映画が大挙進出する映画祭でもある。
リュ・スンワン監督の作品では、2015年にVanguard(ヴァンガード)部門で『ベテラン』が上映され、『密輸』で2度目のトロント国際映画祭入りが決まった。
『密輸』が出品されるスペシャル・プレゼンテーション部門は、ポン・ジュノ監督の『母なる証明』と『パラサイト 半地下の家族』、パク・チャヌク監督の『別れる決心』などが出品された。
トロント国際映画祭首席プログラマーのアニタ・リーは「トロント国際映画祭が、今年最も期待される韓国映画の一つであるリュ・スンワン監督の『密輸』を特別上映(スペシャル・プレゼンテーション)部門に出品することになり非常に嬉しい」として「リュ・スンワン監督は、彼のシグネチャーであるアクションのスタイルを独創的なウィットと共に、観客を夢中にさせる。『密輸』をトロント国際映画祭の観客に披露できることが、とてもわくわくする」と喜びのコメントを伝えている。
7月26日から公開される『密輸』は、平和だった海辺で、密輸に巻き込まれた人々の話を描いた海洋犯罪活劇。女優キム・へスやヨム・ジョンア、俳優チョ・インソンなど演技派俳優たちが出演する。
前へ
次へ