ナポリの韓国代表DFキム・ミンジェ(25)がイタリア・セリエAデビューゴールを決めた。
キム・ミンジェは8月22日(日本時間)、ホームのスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われたセリエA第2節のモンツァ戦で先発フル出場。後半アディショナルタイムにゴールを決め、チームの4-0の大勝に貢献した。
得点シーンでは、コーナーキックからポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(28)が上げたクロスを頭で合わせネットを揺らした。圧倒的な高さと柔らかいヘディングから生まれたダメ押しゴールだった。
キム・ミンジェはセリエAデビュー2試合目にして初ゴールをマーク。それもナポリのホーム開幕戦と、キム・ミンジェにとってあらゆる面で意味の大きい得点だった。
守備面も完璧だった。DFラインの中核を担うキム・ミンジェは、90分通して安定感のあるプレーで後方を守った。タックル2回、インターセプト1回、クリア5回など欠点のない守備を見せつけ、パス成功率も93%を記録した。
『WhoScored.com』はキム・ミンジェにチームで3番目に高い評価点7.8を与えた。2アシストのジエリンスキ、2ゴールのジョージア代表FWフビチャ・クヴァラツヘリア(21)に次ぐ評価点だった。
キム・ミンジェは、昨季までナポリの守備の象徴とされたセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(31、チェルシー)の空白を着実に埋めている。ナポリで最も頼もしかった選手と言えるクリバリの退団で、一部のファンは彼の不在を心配していたが、ひとまず序盤の2試合でキム・ミンジェは自分の役割を果たした。
ナポリも現時点で首位に立ち、順調なシーズン序盤を予感させている。キム・ミンジェの活躍が続けば、クリバリへの名残惜しさもいずれは消えるはずだ。
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