韓国サッカー協会(KFA)は6月1日、ソウルワールドカップ競技場の北側広場一帯で、2002 KFAフットボールフェスティバルを開催した。2002日韓W杯20周年を迎えて企画されたイベントは、6日まで行われる予定だ。
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開催初日、10時から始まったフェスティバルには、家族連れのサッカーファンが多く見受けられた。歴代のワールドカップ写真展をはじめ、子供と青少年のためのサッカーリーグであるiリーグ、慈善オークション、バザー、フードゾーンなど、多くの企画がスタジアム一帯を埋め尽くしていた。
そしてオークションでは、韓国代表FWファン・ウィジョ(30、ボルドー)や、U-23韓国代表FWチョ・ヨンウク(23、FCソウル)の直筆サイン入りユニフォームをはじめ、ソン・フンミン(29、トッテナム)、イ・ジェソン(29、マインツ)、ファン・ヒチャン(26、ウルヴァーハンプトン)、キム・ミンジェ(25、フェネルバフチェ)などのユニフォームが出品される予定だ。なお、この収益はすべてサッカー発展基金に使われる。
1日にはファン・ウィジョ、チョ・ヨンウクのユニフォームが出品され、20人余りのファンがチョ・ヨンウクのユニフォームを手に入れようと競り合っていた。22万ウォン(約2万2000円)から始まった入札価格は、33万ウォン(約3万3000円)で落札されることに。
続いてファン・ウィジョのユニフォームは、最後まで2人のファンが競争し、最終的にはチョ・ヨンウクのユニフォームを手に入れていた男性が55万ウォン(約5万5000円)で競り落とした。
仁川(インチョン)から来たというこの男性は、「もともとは別の日に出る選手のユニフォームに関心があったが、初日だったので参加した。思った金額よりも低かった。2着も、よく手に入れられた。ソン・フンミンはユニフォーム以外にサッカーシューズがもっと欲しい」とし、「ブラジル戦の前売り券購入も成功した。 フェスティバル自体が2002年の郷愁を呼び起こす」と笑いながら話してくれた。
ほかにも、2002記念ユニフォームの販売も行われた。サッカーファンが列をなしてユニフォームを求め、オープンから数時間も経たないうちに準備していた100着余りが完売したという。関係者は「今日準備した数量はすべて出た。明日(2日)はブラジル戦のため(多くの)ファンが来るので、より多くの数量を準備する予定だ」と述べている。
また2002 FIFAワールドカップ記念館 韓国サッカー協会フットボールファンタジーでは、2002日韓W杯20周年記念特別展「2BE CONTINUED:終わらない神話」が開催されている。
展示会には49人のアーティストが参加。歓喜の瞬間や、各々が記憶する2002年の思い出を描いた写真や絵であふれていた。
当時、実際に着用していた選手のユニフォームやレフェリーシャツなどが、かつての郷愁を誘う催しだ。また展示の一角に用意された故ユ・サンチョルさん1周忌追慕展も、14日まで特別運営される。
関係者は、「アーティストたちの関心が熱くて驚いた。渉外もしたし、申請も受けたが、サッカーに全く関心がなかったり、関連作品を披露したことのない作家たちも、2002年当時の記憶から参加を望んだ。49人のアーティストが参加したが、韓国国内のサッカー関連展示会としては最多だ。多くの方が来て、見てほしい」と説明した。
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