映画『探偵なふたり』シリーズ(2015、2018)、『鬼手』(2019)、『ヒットマン エージェント:ジュン』(2020)など、コメディからアクションまで、様々なジャンルで主演を演じてきた人気俳優クォン・サンウの最新作『スイッチ 人生最高の贈り物』の日本公開が決定した。
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クォン・サンウが演じるのは、出演オファーの絶えない人気俳優だが、自他ともに認めるスキャンダルメーカーのパク・ガン。華やかなシングルライフを謳歌するが、クリスマスイブの夜、相棒のマネージャーと人生が入れ替わってしまうことに。
それまでのセレブな生活から一変、小劇場でくすぶる売れない俳優となり、かつてお互いの成功のために別れた元恋人スヒョンと結婚し、幼い双子の父親になっていた。一方、パク・ガンの敏腕マネージャーのチョ・ユンは演技派俳優として活躍。果たして2人の運命はどうなってしまうのか。
マネージャー/人気俳優チョ・ユン役には、Netflixオリジナルドラマ『サイコでも大丈夫』(2020)のオ・ジョンセ。本作ではクォン・サンウと楽しい掛け合い、友情も見どころのひとつ。 パク・ガンの元恋人/妻・スヒョン役には、テレビドラマ『一度行ってきました』(2020)のイ・ミンジョン。
監督は、『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』(2016)『探偵なふたり』『さまよう刃』(2014)などでシナリオ脚色作家として経験を積んだマ・デユン。韓国ドラマ・映画ファンには嬉しい、パロディネタでコメディのエッセンスも効かせ、人生で誰しもが経験する後悔や心残りを、「他人と人生が入れ替わる」という奇想天外な設定のなかで見つめ直し、驚きの運命の先に本当の幸せを掴もうとするハートフルなドラマとして描いている。
今回、解禁となった予告編では、トップスターとして活躍するパク・ガンが、「わずか10年前の僕は貧乏な無名俳優でした」と授賞式で語りながらも、「初心を忘れたいです」「すみません 冗談です」とコメントするなど自由奔放ぶりが目に余る様子が確認できる。
ドラマのセリフもなかなか覚えず、女性とのスキャンダルも日常茶飯事だが、それをフォローするのが、長年の友人でもある敏腕マネージャーのチョ・ユンだった。
そんな2人が酒を酌み交わし「あの時、俺が落ちてお前が受かってたら?」「今頃お前はスヒョンと結婚してた」と昔話をしたクリスマスイブの夜、ある異変が起きる。パク・ガンが目を覚ますと、そばには見知らぬ子どもがいて、「ここはどこだ?」と困惑するガンに、「あなたの家でしょ!」と言い放つのは昔の恋人スヒョン。なんと彼が選ばなかった人生が目の前にあり、しかも自分は売れない俳優で、マネージャーだったチョ・ユンが売れっ子俳優になっていた。
トップスターの人生から一転、彼のマネージャーになって、家族を養う日々に戸惑うガンだったが、妻スヒョンと2人の子との騒がしい生活が、次第にガンの人生を豊かに彩っていく。180度ひっくり返った運命の先に何が待っているのか。本編が気になる予告編となっている。
また、「もしも違う人生を生きるなら、あなたはどうする?」とコピーが配され、入れ替わった2人の人生を描いたポスタービジュアルも解禁。
本作で、長年苦楽を共にしてきた親友であり、スター俳優とマネージャーという相棒的な間柄を演じたクォン・サンウとオ・ジョンセ。互いが“スイッチ”する設定について、クォン・サンウは「鏡を見るような妙な気分で面白かった。一つの映画の中で二つの味を楽しめると思う」と話し、一方のオ・ジョンセは、「極端に違う2人の人生が入れ替わったときに起こる状況が愉快な映画」と魅力をアピール。演技巧者の2人がみせる絶妙なコンビネーションにも注目したい。
映画『スイッチ 人生最高の贈り物』は、12月1日よりシネマート新宿、心斎橋ほかにて公開。
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