少女時代のテヨンとトロット歌手キム・テヨンのキャスティングをめぐって混乱を招いた全羅北道・長水(チャンス)郡側が、代行会社と共に改めて正式な謝罪文を出した。
7月18日、長水郡の公式SNSには、「チャンス韓牛&りんご祭」開幕公演の歌手キャスティングに関する謝罪文が掲載された。
祭りの運営代行会社(JTV)側は「開幕祝賀公演の歌手キャスティングにあたり、事前企画段階で全羅北道出身の歌手である少女時代のテヨン氏の出演を検討したが、事情により断念した。一方、すでにキャスティングが決まっていたトロット歌手キム・テヨン氏の出演について、主催側である長水郡に事前に伝えられず、大きな混乱を招いてしまった」と説明した。
続けて「運営代行会社のコミュニケーション不足と未熟な対応によって混乱を引き起こした点について、少女時代のテヨン氏、トロット歌手キム・テヨン氏、そしてファンの皆さまや地域住民の皆さまに心よりお詫び申し上げる。また、今回のキャスティングをめぐる混乱により、被害を受けた長水郡にも遺憾の意を表する」とし、両者に謝罪したことを明らかにした。
長水郡側も「運営代行会社とのコミュニケーション不足により生じた混乱、そしてそれによって傷ついた地域住民の皆さま、少女時代のテヨン氏、トロット歌手キム・テヨン氏、両アーティストのファンの皆さまに心からお詫び申し上げる。第19回チャンス韓牛&りんご祭の準備に万全を期してまいります」と謝罪を述べた。
これに先立ち、「チャンス韓牛&りんご祭」に関して、少女時代のテヨンが出演するというポスターが公開され、話題を呼んだ。
しかし、これは事実ではなかった。少女時代のテヨン側にはキャスティングの連絡すらなかった一方で、国楽の神童として『ミス・トロット2』に出演した13歳の歌手キム・テヨンが出演する予定だった。
だが、双方の所属事務所が立場を表明した後も、長水郡側は「少女時代・テヨンのキャスティングは事実だ」という立場を貫き、議論が拡大した。
最終的にキム・テヨン側は「今回の出来事により大きな混乱と傷を受けた。まさに自分をステージ上で真剣に証明していく時期に、このような当惑かつ無責任な状況に巻き込まれたことは非常に残念で遺憾だ」として、出演を取り下げた。
さらに関係者は、本サイト提携メディア『OSEN』に対し、「未成年のアーティストに傷を与えておきながら、代行会社も長水郡庁もこれまで一度も謝罪の連絡をしてこなかった。混乱が起きた初日に『手違いだった』という代行会社の釈明がすべてだった」と嘆いた。
このような状況のなかで、長水郡は謝罪文の代わりに、「少女時代・テヨンのキャスティングが最終的に不発に終わったが、出演候補リストやポスターの試案が外部に流出し、地域住民やテヨンのファンの皆さまに意図せず失望を与えてしまったことを残念に思う」といった内容の説明文を掲示し、さらなる波紋を呼んだ。
その「説明文」には、少女時代・テヨンのファンや地域住民への遺憾は表明されていたものの、実際にキャスティングされていたにもかかわらず、出演を取り消されたキム・テヨンの名前はどこにもなかった。
最終的に長水郡は代行会社と共に正式な謝罪文を掲出し、頭を下げることとなった。
(記事提供=OSEN)
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