【現地取材】EL決勝ゴールの堂安律と対照的…韓国代表チョン・ウヨンの自戒「改善しなければ」

フライブルクはブンデスリーガ開幕5試合で4勝1敗を記録し、現在リーグ首位を走っている。そして今回、重要なEL初戦で勝利をおさめ、気持ちよく大会の幕を開けた。

試合後、ミックスゾーンで取材に応じたチョン・ウヨンは、「EL初戦で勝利することができて良かった。ELで初めての試合だったので、最初は緊張もしていたがワクワクもあった。実際にはもっと面白かった」とし、「今の勢いが続けば良いと思う。維持するためにもっと努力し、良い試合をしなければならない」と振り返った。

今シーズンのフライブルクはブンデスリーガとDFBポカールのほか、ELにも出場しているため消化試合数が例年よりも増えている。それだけ、チョン・ウヨンがはたすべき役割も大きくなった。

ただ、開幕から現在までの記録を見ると、チョン・ウヨンは公式戦(ブンデスリーガ、DFBポカール、EL)通算6試合に出場して1アシストにとどまっている。

今季にフライブルクに完全移籍で加入し、同じアジア人でポジションも近い堂安は公式戦通算7試合で4ゴールを記録。特に直近では2試案連続で決勝点をマークしているのと比較すると、チョン・ウヨンには今まで以上の活躍が求められていると言えるだろう。

(写真提供=アフロ)チョン・ウヨン(中央)、堂安律(右)

チョン・ウヨンは「日程が厳しい。選手としては多くの時間でプレーできるので良い点はある」としつつも、「ただ、自分はまだゴールやアシストがないので改善しなければならない。今度の日曜日の試合では、もっと良いパフォーマンスを見せる必要がある」と、攻撃陣としてゴールやアシストを記録すべき点を強調した。

フライブルクのグループGにはカラバフのほか、ナント(フランス)、オリンピアコス(ギリシャ)が属している。

特にオリンピアコスには、韓国代表の同僚であるFWファン・ウィジョ(30)やMFファン・インボム(25)が在籍している。

そして、来る16日に行われるELグループG第2節では、アウェーのスタディオ・ヨルギオス・カライスカキスでオリンピアコスと対戦する。チョン・ウヨン、ファン・ウィジョ、ファン・インボムの韓国人選手3人が、ELという大舞台で同じピッチに立つ可能性があるのだ。

これにはチョン・ウヨンも、「インボムさんとは別個で連絡した。“韓国人選手が一堂に会してプレーできたら良いだろう”という風に話し合った」と、先輩たちとの出会いに対する期待感を示した。

(写真=現地通信員撮影)カラバフ戦後、取材に応じたチョン・ウヨン

母国・韓国では「秋夕」(チュソク、旧暦8月15日)の大型連休に入ったが、ドイツの地で戦うチョン・ウヨンには休む暇はない。

チョン・ウヨンは「(韓国時間で)明け方の試合も観戦して、連絡をしてくださるファンの方々もいる。本当に感謝している。欧州にいると名節を祝うことが難しい。僕も家族と過ごしたい思いはあるが、試合数が本当に多い。まずはゆっくり休んで、週末の試合に向けてしっかり準備したい」と伝えた。

フライブルクは次戦、12日にホームで行われるブンデスリーガ第6節でボルシア・メンヒェングラートバッハと対戦する予定だ。

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