アントニオ・コンテ監督が、訪韓したトッテナムに対する韓国ファンの盛大な歓迎に明るく微笑んだ。
トッテナムは7月10日午後、仁川（インチョン）国際空港を通じて韓国に入国した。
コンテ監督らコーチングスタッフのほか、すでに韓国に滞在していたFWソン・フンミン（29）をはじめ、FWハリー・ケイン（28）、FWデヤン・クルゼフスキ（22）、MFエリック・ダイアー（28）、GKウーゴ・ロリス（35）など計28人の選手が韓国を訪れた。来韓メンバーのなかには、今夏新加入のFWリチャーリソン（25）やMFイヴ・ビスマ（25）なども含まれている。
仁川国際空港は数百人を超えるファンでいっぱいだった。出入り口が開き、選手たちが登場すると同時に、空港のあちこちで歓声が上がっていた。
何より、コンテ監督に対する歓待は圧巻だった。2021-2022シーズン途中にトッテナムの指揮官に就任したコンテ監督は、チームを来季UEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場圏内の4位に導いた。特に、アジア人初の得点王に輝いたソン・フンミンには、シーズン通して並々ならぬ愛情を示してきた。
そのこともあってか、コンテ監督は今や、韓国のサッカーファンが最も歓迎する欧州監督第1位に浮上することになった。
韓国入国後に行われたクラブの公式インタビューで、コンテ監督は「空港で多くの人を見ることができた。実に驚くべきことだ。こんなにも多くのファンがいらっしゃるとは思わなかった。ファンの熱は本当に素晴らしかった。私も気分が良かったよ」とし、「我々もファンの応援に対し成果で応えなければならない」と伝えていた。
空港では、先に待っていたソン・フンミンが「Welcome To Seoul」のプラカードを持ってチームメイトを歓迎した。
「ソン・フンミンを見て本当に驚いた。彼は我々にって本当に重要で良い選手だ」というコンテ監督は、「自国で過ごすプレシーズンは彼にとって本当に特別なものになるだろう。ソン・フンミンを見ていて私も本当に幸せだ」と愛情を示した。
そして、「我々が韓国にいるということを、ソン・フンミンも自負心として強く感じていることだろう」と笑顔を見せた。
トッテナムは本日（11日）から韓国でプレシーズンツアーを開催し、ユース世代を対象にしたクリニックや公開練習を行う。
13日にはソウルワールドカップ競技場でチームKリーグ（Kリーグ選抜）と対戦した後、16日には水原（スウォン）ワールドカップ競技場でセビージャと対戦する予定だ。
前へ
次へ
