韓国Kリーグでプレーする選手には“同名”の選手が多い。
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例えば、かつてジュビロ磐田とガンバ大阪で活躍した元韓国代表FWイ・グノ(36、大邱FC)には、1996年生まれの若手FWイ・グノ(25、全北現代モータース)が同名にいる。
また、元V・ファーレン長崎のDFイ・サンミン(24、FCソウル)は、MFイ・サンミン(26、安山グリナース)、MFイ・サンミン(22、忠南牙山FC)と同名の選手がほかに2人もいる。
韓国人選手だけでなく、外国人選手のなかにも、FWチアゴ(26、安山グリナース)、FWチアゴ(28、慶南FC)と同名の選手がいる。
それだけに、同じ名前の選手が同じチームでプレーするケースはまれだ。そこで今回は、今季Kリーグのなかで同じチームでプレーする同名選手の組み合わせ4選を紹介しよう。
昨季まで全北現代に活躍した元サガン鳥栖のDFキム・ミンヒョク(29)は、今季から城南FCに加入したことで、同じ1992年生まれのMFキム・ミンヒョク(29)とチームメイトになった。両選手とも城南FCの主力を張るだけに、同じ試合でともに出場する姿が見られるはずだ。
2人のキム・ミンヒョクを区分する第一の方法は“体格”だ。身長187cm、体重77kgのDFキム・ミンヒョクを「大きいミンヒョク」と呼び、身長182cm、体重70kgのMFキム・ミンヒョクを「小さいミンヒョク」と呼ぶ。
これすら紛らわしければ、「大きいミンヒョク」の方を「ミンさん」と呼べばよい。これは「大きいミンヒョク」が自ら、自身のことを「ミンさん」と呼んでほしいとチームメイトにお願いしたという。
実際、「大きいミンヒョク」はサガン鳥栖時代、周囲から「ミンさん」の愛称で親しまれていた。
「小さいミンヒョク」は2016シーズンに8アシストを記録し、アシストランキング8位にランクインしたことがある。一方、「大きいミンヒョク」は全北現代に在籍した3シーズンで毎年ヘディングゴールを記録した。
今季は「小さいミンヒョク」のアシストから「大きいミンヒョク」が得点を決めるという場面も見られるかもしれない。
ソウルイーランドFCには名前以外にも共通点を持つ2人の「パク・ジュニョン」がいる。
2人とも2003年生まれであり、ソウルイーランドのユース出身で、今年初めてプロの舞台に進出した。
身長187cmの「大きいジュニョン」はDFを本職とし、U-15からU-17まで世代別代表に名を連ねてきた。フィジカルを活かした競り合いの能力に優れた選手だ。
一方、身長174cmの「小さいジュニョン」は、100mを11秒台で走る快速と得点感覚を強みとするFW。ソウルイーランドのU-15、U-18ユースを経て、昨季に優先指名を通じて早期にプロ進出を確定した。
「小さいジュニョン」はソウルイーランドユース出身で初めてプロにストレートインした選手であり、2021年の「KリーグU-18チャンピオンシップ」では2ゴール1アシストの活躍でチームを初のベスト8に導いた。
安山には2人のチャン・ドンヒョクがいる。2人ともポジションをMFとするため区別は簡単ではないが、最終的に区別できるのは年齢だ。
1999年生まれの「大きなドンヒョク」は、昨季に安山に入団してKリーグに進出。第23節の全南ドラゴンズ戦でプロ初ゴールを決めるなど、デビューシーズンを成功裏に終えた。
一方、2003年生まれの「小さなドンヒョク」は、高校を卒業した今季プロ入りした有望株だ。「小さなドンヒョク」も、中盤の選手として鋭いパス能力とキックが持ち味と評価されている。
富川FC 1995には2人のキム・ギュミンがいる。2000年生まれの「大きなギュミン」と2003年生まれの「小さなギュミン」のことだ。
2人は年齢こそ3つ違うものの、今年からプロ入りした“同期”のルーキーでもある。
DFの「大きなギュミン」は安定した守備力と精巧な左足のキックを兼ね備えている。一方、「小さいギュミン」は富川FCのU-12、U-15、U-18ユースを経て、今季からトップチーム入りを果たした。クラブ史上初めてすべての年代のユースを経て入団した大事な選手だ。
「小さなギュミン」は昨年、Kリーグ・ジュニア大会で7試合4ゴール1アシストの大活躍を披露したこともあった。
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