韓国プロ野球の落下死亡事故で全10球団が緊急点検…3月開場の新球場ですでに“強風破損”の事例も

「ファンファースト」を叫ぶならば、“ファンの安全”は絶対的に守られなければならない。20代女性が亡くなったアルミ製ルーバー落下事故を受け、韓国プロ野球全球団が球場の安全点検を実施している。

【写真】死亡事故が発生したルーバー落下現場

3月29日、NCダイノスの本拠地・昌原(チャンウォン)NCパークではLGツインズ戦の試合中に構造物の落下事故が発生した。重さ約60kgで長さ2.6m、幅40cmのアルミ製ルーバーが高さ17.5mの壁面から落下し、下にいた観客3人が被害に遭ったのだ。

被害者のうち、20代女性は頭部に重傷を負い、搬送先の病院で緊急手術を受けたが、事故2日後の31日11時15分頃に息を引き取った。

この痛ましい知らせに、韓国のプロ野球選手、ファン、関係者ら球界全体が深い悲しみに包まれた。ただ、今回の事件に哀悼を示すだけで終わらせてはならない。

昌原NCパーク
安全点検を行う昌原NCパーク

新球場ですでに設備破損?

特に、韓国野球委員会(KBO)と10球団すべてが安全点検体制を再整備すべきであり、各球団が本拠地を構える地方自治体もその取り組みに加わる必要がある。

ファンが存在するからこそ、韓国プロ野球の存在意義があるからだ。人気ばかりを追い求めて安全面を後回しにすることは決して許されない。

では、各球団の安全点検はどのように進められているのだろうか。

まず、事故が発生した昌原NCパークは4月1日から緊急点検を行っている。本日(2日)までルーバーの点検を行い、その後は球場全体の点検も実施する予定だ。

LGツインズと斗山(トゥサン)ベアーズが共同使用するソウルの蚕室(チャムシル)球場では、事故発生の可能性が高いとされる箇所を中心に点検し、補修工事を進めた。

斗山の関係者は「3月30日午前からソウル市の体育施設管理事業所とともに球場を点検した。売店周辺の看板や内装など、強風で倒れる危険性のある箇所に対する補修工事を終えた」と説明し、「今回の事故とは関係なく、球場管理チームが毎日点検を行っている」と伝えた。

蚕室球場
蚕室球場

去る3月5日に開場したばかりのハンファ・イーグルスの新球場・大田(テジョン)ハンファ生命ボールパークでも最近、ブルペンに設置したオーニング(日よけ)が強風で折れる事例があった。

ハンファの関係者は「ブルペンに日差しが入るという選手の要望を受けて開閉式のオーニングを設置したが、強風で折れた。今後は使用しない方針だ」とし、「30日午前、強風に備え、広告物設置業者と広告物や案内板などの再点検を行った。商品ショップや売店などの入店業者とともに、関連施設の点検も実施した」と明かした。

ハンファ生命ボールパーク
(写真=ハンファ・イーグルス)ハンファ生命ボールパーク

そのほか、水原(スウォン)KTウィズパーク、釜山(プサン)の社稷(サジク)野球場、大邱(テグ)サムスン・ライオンズ・パーク、仁川(インチョン)SSGランダースフィールド、高尺(コチョク)スカイドームなど各球場で安全点検が進められている。

KTの関係者は「4月1日、球団と水原市施設管理公団、外部専門業者がともに安全点検を実施している。先月19日にすでに安全点検を実施しており、“安全だ”という評価も受けた」と説明した。

大邱も同様だ。サムスンの関係者は「3月31日から点検を開始し、4月3日まで行う。普段から毎日、安全点検を行っている。また月に1度、入店業者と合同で施設物の点検も行っている」と強調した。

サムスン・ライオンズ・パーク
(写真=サムスン・ライオンズ)大邱サムスン・ライオンズ・パーク

KBOの関係者は「中長期的な視点で類似事故が二度と起きないよう、安全管理に総力を挙げる。各球団や自治体と共助し、安全をさらに強化できるガイドラインも策定する」と伝えている。

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