突然この世を去った『パラサイト』俳優を騙した“女たち”…その非道な犯行が一つひとつ明らかに

2024年03月05日 話題

突然この世を去った俳優イ・ソンギュンさんを脅迫し、金品を巻き上げた元映画女優の犯行が公訴状を通じて一つひとつ明らかになっている。

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3月5日、法曹界によると、元映画女優のA氏(29)は2017年に知り合った遊興施設の女室長B氏(30)と2022年9月から同じマンションに住み、隣人として過ごした。

A氏は、B氏のヒロポン投薬だけでなく、彼女が遊興施設で働いて作った有名人との人脈についても知ることになった。さらにB氏の遊興施設の同僚恋人が、彼女を麻薬投薬の疑いで警察に通報しようとすると、1000万ウォン(約100万円)を渡して口止めしようとした事実にも気づいた。

そこで元映画女優A氏は、女室長B氏から金を巻き上げることを決心し、会社名義で携帯電話を開通。2023年9月14日から継続的にB氏を脅迫した。A氏がハッキング犯を装ったため、B氏は脅迫犯がA氏だということに気づかなかった。

A氏の脅迫を受けたB氏は、イ・ソンギュンさんに「携帯電話がハッキングされて脅迫されているが、口止め料のお金が必要だ」と明かし、「(ハッキング犯が)3億ウォン(約3000万円)さえくれれば、二度と脅迫しないという。マスコミ(に漏れることは)は防ごう」と迫った。

イ・ソンギュンさん
(写真提供=OSEN)イ・ソンギュンさん

最終的にイ・ソンギュンさんは2023年9月22日、急いで用意した現金3億ウォンをB氏に渡した。しかしB氏はこの金をすべて自分のものにした。

金品を受け取ることに失敗したA氏は同年10月13日、イ・ソンギュンさんを直接脅迫し始めた。彼女は、イ・ソンギュンさんの知人に「B氏に渡したお金を回収して2億ウォン(約2000万円)をまた持ってくるよう俳優(イ・ソンジュンさん)に伝えなさい」とし、「あの麻薬犯(B氏)を拘束するつもりだが、お金も受け取らなければならない」と脅し文句を言った。

そうしてA氏は1億ウォン(約1000万円)を要求したが、最終的に半分に下げて、昨年10月17日にソウル江南(カンナム)の飲食店で5000万ウォン(約500万円)を受け取った。

検察は今年1月、A氏に恐喝・恐喝幇助・恐喝未遂・電気通信事業法違反・道路交通法上の無免許運転など計5つの罪名を適用し、拘束起訴した。

昨年11月に麻薬類管理に関する法律違反の容疑で、すでに拘束起訴されたB氏も、恐喝の疑いが適用され、追加で裁判にかけられた。

A氏とB氏の初裁判は来る3月14日、仁川(インチョン)地方裁判所で開かれる。

◇イ・ソンギュンさん プロフィール

1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。2023年12月27日、48歳でこの世を去った。

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