麻薬投薬容疑をかけられている俳優イ・ソンギュンが嘘発見器を使った調査を要請した。
12月26日、法曹界によると、イ・ソンギュンは弁護人を通じて仁川(インチョン)警察庁・麻薬捜査係に嘘発見器の調査を依頼する意見書を提出した。
イ・ソンギュンは、自身の容疑に関連する証拠が遊興施設の女室長A氏(29)の陳述だけだとし、誰の主張に信ぴょう性があるのか嘘発見器を使った調査で判断されるべきとの立場を伝えた。
実際に、A氏の言葉が正しければイ・ソンギュンは数回にわたって麻薬を投薬しており、国立科学捜査研究院の精密鑑定でも「陽性」反応が出るはずだ。しかし実際の精密鑑定結果は「陰性」だった。
イ・ソンギュン側は「あまりに悔しい状況であるため、科学的に検証すべき」と主張している。
先立ってイ・ソンギュンは12月23日午前10時から翌日の午前5時まで、19時間におよぶ召喚調査を受けた。これで召喚調査は3回目となっている。
イ・ソンギュンは今回の調査でも、過去と同じく「A氏(女室長)が“処方された睡眠薬のようなもの”と言いながら薬をわたした」とし、「麻薬であることを知らなかった」と主張した。
一方でA氏は「イ・ソンギュンが(自分の家に来て)最低でも5回は麻薬を投薬した」と陳述しているという。彼女は現在、仁川地方裁判所で裁判にかけられている。
◇イ・ソンギュン プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。
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