高校3年生と“不適切な関係”の女教師、元韓国代表監督の息子の元妻だった「私の孫もホテルに何度も同行」

野球韓国代表の監督を務めた経験を持つリュ・ジュンイル氏(62)が、自身の息子の元妻と高校生の教え子との“不適切な関係”疑惑をめぐり、自ら国民請願を提出して正面突破を図っている。

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検察の「嫌疑なし」処分にも納得せず、不服申立てを進めている状況のなか、リュ元監督は「請願すればニュースになると思った。息子の問題だから、私が引くわけにはいかなかった」と明かした。

リュ元監督は12月4日、国会の国民同意請願掲示板に実名で文章を掲載し、「私は『学生と不適切な関係を結んだ女性教師事件』の通報者です」と名乗った。

続けて「一人の親として今回の事件を経験し、韓国の司法機関と教育行政の対応に深い失望を感じた」と述べた。

リュ元監督が問題を提起している相手は、息子の元妻で、元教師のA氏だ。A氏は勤務していた高校の教え子B君と2023年8月から2024年1月まで、ソウル・京畿・仁川一帯のホテルに複数回宿泊し、性的行為をしたとして疑われている。

リュ・ジュンイル元監督
リュ・ジュンイル元監督

また、その過程で当時1歳だったA氏の子ども、すなわちリュ元監督の孫も何度も同行したとされている。

リュ元監督は請願文で「女性教師が高3の学生と学期中に長期間にわたって不適切な関係を続けていたと疑われる状況があり、その間に私の孫がホテルなどに何度も同行していた事実も確認された。家族に大きな傷と衝撃を与えた」と記した。

リュ元監督と息子側は、ホテルのロビーやレストランでA氏とB君が抱擁・キスをする様子が映った監視カメラ映像、多数のホテル予約記録、コスチューム購入履歴、民間業者によるDNA鑑定資料などを捜査機関に提出したという。

リュ元監督は「同じ学校の教師と学生がそういう関係になったのに、なぜ責任を取らないのか。CCTVなど証拠を全部出した」と声を荒げた。

(画像=CCTV)2024年1月、元高校教師のA氏が息子、そして教え子のB君とともに移動する様子

しかしソウル南部地検は11月14日、A氏に対して「嫌疑なし」の処分を下した。検察は、2人がホテルに一緒に滞在した事実は認めつつも、B君が18歳未満だった2023年9月以前に性的行為があったと証明するのは難しいとして、「証拠不十分」で不起訴を決定。A氏の子どもに対する児童虐待疑惑についても、同様に「嫌疑なし」とした。

事件の構造上、法的処罰のハードルが高いことはリュ元監督自身も理解していた。彼は「未成年の学生だから法的な処罰は難しく、弁護士も罪を問うのは厳しいと言っている」と当時の助言を伝えた。しかしそのうえで「このまま見過ごせというのか。復職?教師の資格はない。あまりにも悔しい。黙っていたらそのまま終わってしまうと思ったので請願した」と断固とした態度を示した。

教育当局や学校の姿勢に対する不満も露わにした。リュ元監督は「学校は『退職したから関係ない』という。教育庁も学校も責任を取るべきだ」と主張し、「今、(元)嫁は教師復職の準備までしており、教育庁も『問題ない』との意見を出した」と批判した。

請願文でも「在職中の学校の学生を性的対象化し、幼い子どもを不適切な現場にさらした点、学校の管理不備などの問題は明確に究明されるべきで、決して覆われてはならない」と指摘した。

事件はすでに2年前に始まっている。

その間、リュ元監督は“野球人生”とはまったく異なる闘いのど真ん中にいた。彼は「この間ずっと苦しんだ。事件が起きて2年にもなる。体重も全部落ちた。食事も喉を通らない。ご飯が食べられない。どうして自分にこんなことが起きるのか、気が狂いそうだった。人生ずっと野球だけやってきて、こんなことが起きるなんて、呆然とする。解決しない」と痛みを打ち明けた。

家庭内での円満な解決も試みたという。

「円満に話し合おうと離婚も含めて提案した。しかし合意に至らなかった。元嫁もダメージを受けるし噂にもなるはずなのに、なぜああなのか理解できない」と語った。留学時代に出会い結婚した息子も「悔しい」とし、今回の事件や捜査結果を受け入れられずにいるという。

リュ元監督はあらためて「幼い孫までホテルでの不適切な面会に同行していた疑い」を強調し、「二度とこんなことが繰り返されないよう、司法と教育行政が変わらなければならない」と訴えた。

検察の「嫌疑なし」処分に不服を申し立てた息子・リュ氏は前日、抗告状を提出した。法廷闘争が続くなか、長年グラウンドで勝負の世界に生きてきたベテラン監督は、今度は息子と孫のため、父として、祖父として長い戦いに踏み出している。

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