全勝でスーパーラウンド進出を決めた侍ジャパンと対照的な結果だ。野球韓国代表がプレミア12で早期敗退に終わった。
野球韓国代表率いるリュ・ジュンイル監督(61)は11月18日、台湾の天母野球場で行われた「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」オープニングラウンド・グループB最終戦のオーストラリア戦で勝利した後、「今日の最終戦、悪天候のなかでも勝利してくれて選手たちに感謝している。4強進出は失敗した。野球ファンに申し訳ない。台湾まで来て応援してくれたファンにとても感謝している」と伝えた。
同日、韓国は5-2で勝利した。キム・ドヨン(21)が2ラン本塁打含む3安打4打点の大活躍を披露した。投手陣も先発のコ・ヨンピョ(33)が3.2回無失点とし、終盤の7~9回はソ・ヒョンジュン(23)、キム・ソヒョン(20)、パク・ヨンヒョン(21)の継投でそれぞれ1回無失点に抑えた。
ただ、最終成績は3勝2敗でオープニングラウンド6チーム中3位に終わり、惜しくも敗退となった。4試合終了時点で日本が4勝で1位、台湾が3勝1敗で2位でのスーパーラウンド進出が確定した。
韓国は仮に最終戦で台湾が敗れ、3勝2敗の同率で並んだとしても、直接対決の成績により台湾を上回ることができなかった。初戦で台湾に3-6で敗れた結果が敗退に繋がったわけだ。
韓国は大会通して先発陣があまり良くなかった。結果、リリーフ陣に過度な負荷がかかった。
打線も決して悪くはなかったが、どうしても点が必要な場面での決定力が足りなかった。とはいえ、若手選手が善戦したという点はポジティブな要素だ。日本と対等な戦いをしたという点も評価できる。
オーストラリア戦後、リュ・ジュンイル監督は「先発投手の勝負で負けた大会ではないかと思う。WBCまで15カ月ほど残っている。その間、よく話し合わなければならない。さまざまな問題点を一つ一つ取り除かなければならない。負け続けてはいけない。次の大会はもっと上に上がれるようにしっかり研究する」と話した。
続けて、「最後のゲームに勝ってよかった。4強進出は失敗した。ファンの皆様に申し訳ない。遠く台湾まで来て応援してくれたファンにとても感謝していると伝えたい」と明かした。
また、「改善点が多い」と話した指揮官は、「なぜ国際大会で予選落ちが続いているのかを考えなければならない。遅いと思うときが一番早いと言われている。何が問題だったのかを把握し、しっかり準備しなければならない。一つ一つ計算し、WBCで必ず本大会に行けるよう研究する」と強調した。
さらには、「それでも、今大会は思った以上に若い選手たちがよくやってくれた。リリーフもそうだったし、打者もそうだ。特に、キム・ドヨンがすべてをやり遂げたようだ。ほかの選手たちも上手くやってほしい」と付け加えた。
最後に、「“歯がなければ歯茎で食べなければならない”と言われるだろう。怪我人が多かったというが、選手を言い訳にはしたくない。今大会でベスト4進出を果たせなかった。それでも、我々の若い選手たちは本当に立派だ。次の大会も元気に頑張ってほしい」と話した。
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