「ぜひワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表に選ばれたい」
“怪物打者”として注目を集めるアン・ヒョンミン(22、KTウィズ)が、かねてからの夢であったWBC出場に一歩近づいている。
【WBC】3大会連続1次ラウンド敗退の韓国、リベンジに準備万端
昨年の日本戦で2日連続本塁打を放ち強烈な印象を残したほか、一次キャンプのメンバーにも名を連ね、現在はサイパンで汗を流している。
リュ・ジヒョン監督率いるWBC韓国代表は、1月9日から21日までサイパンでの合宿に突入した。本格的な準備段階に入るなか、2月15日からは日本・沖縄で二次キャンプを行う予定だ。
韓国国内のみならず、日本でも「警戒対象ナンバーワン」と目されるアン・ヒョンミンは、本大会出場への強い意欲を燃やしている。
アン・ヒョンミンは、昨季のKTウィズにおける最大の“ヒット商品”だった。
2025年シーズンを二軍で迎えたものの、112試合に出場し、打率0.334、22本塁打、80打点、OPS(出塁率+長打率)1.018という好成績を記録した。前半戦の打率は0.356に達し、後半戦ではやや調子を落としたものの3割を維持した。
好調な打撃を武器に新人王も獲得している。
その勢いは国際舞台でも続いた。アン・ヒョンミンはチェコとの強化試合で、唯一打順変更なしで2番打者として起用され、存在感を強く印象づけた。リュ監督も満足感を示しており、初の東京ドームで行われた日本との2連戦では、2試合連続で本塁打を放った。
現地メディアから集中的な注目を浴びただけでなく、日本代表の井端弘和監督も「看板に当たるほどの打球を放てる選手は日本でも珍しい。メジャーリーグ級だ」と最大級の賛辞を送った。オ・スンファン解説委員も「なぜ二軍にいたのか理解できなかった選手だ」と高く評価している。
一方で、韓国代表は重要な岐路に立たされている。近年の国際大会で苦戦が続き、「井の中の蛙」という不名誉な評価まで受けている。
実際、日本との対戦ではアン・ヒョンミンの活躍にもかかわらず、10年にわたる連敗の流れを断ち切れなかった。かつて格下と見なしていた台湾にも後れを取る状況だ。韓国プロ野球KBOリーグが2年連続で観客動員1000万人を突破するなど空前の盛り上がりを見せているだけに、なおさら代表チームの巻き返しが強く求められている。
強化試合を重ねるなかで、本人の自信も高まっている。アン・ヒョンミンは「シーズン中も自信は常にあった」とした上で、「ただ強化試合では自信よりも基本を大切にしようと考え、それが良い結果につながった。欲を出すよりも基本に集中したい」と語った。
WBC最終メンバー入りの可能性も高いとみられている。
アン・ヒョンミンは「夢の舞台であるWBCに出場したい」と述べ、「もし機会が巡ってきたら、感謝の気持ちで受け止めたい。自分がどのような役割を果たせるのかも思い描いている。ぜひ代表入りしたい」と決意を示した。
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