Netflixのサバイバル番組『白と黒のスプーン~料理階級戦争』(以下、『白と黒のスプーン』)の人気が、出演者たちに恩恵を与えている。
2024年9月よりNetflixで配信された料理サバイバル番組『白と黒のスプーン』は、抜群の料理センスをもつ無名の「黒さじ」料理人たちが、料理の世界で成功を収めた韓国最高の「白さじ」料理人たちに挑戦状を突きつけ、100人の参加者が白熱の料理対決を繰り広げるという番組。最終的にナポリマフィア(本名クォン・ソンジュン)が優勝し、幕を閉じた。
『白と黒のスプーン』の人気は番組終了とともに急上昇した。同番組に審査員として出演し、「evenに」「野菜の火の通り具合」など、多数の流行語を作り出したアン・ソンジェは各種イベントに招待され、年末にオープンするレストラン「MOSU」に対する期待感を高めた。
また、準優勝したエドワード・リーをはじめとしたシェフたちは料理バラエティ番組に出演するという。
さらに、出演者たちの認知度も大きく上昇した。優勝者のナポリマフィア、準優勝者のエドワード・リー以外にも、チョン・ジソン、チェ・ヒョンソク、トリプルスター(本名カン・スンウォン)、料理をする変人(本名ユン・ナムノ)、イモカセ1号(本名キム・ミリョン)などのレストランは予約が難しいほど大繁盛している。
その人気は出演者たちが明かした売上からも明らかになった。
11月18日に韓国で放送された『同床異夢2-あなたは私の運命』(原題、SBS)に出演した「イモカセ1号」のキム・ミリョンは、夫とともに市場でククス屋(麺料理屋)を営んでいると明らかにした。
キム・ミリョンは、「平日は400杯ほどで、週末はもっと売る。最近はその2倍以上売っている」と明かし、1日の売り上げは現在、800万ウォン(約88万円)ほどになるという。
番組MCのソ・ジャンフンが「休みの日を考えると1カ月で1億5000万ウォン(約1600万円)!?」と尋ねると、アナウンサーのチョ・ウジョンが「1年に20億ウォン(約2億2000万円)を越えるのではないか」と年間売上まで推定した。キム・ミリョンは「売り上げはそうだ。純利益ではない。人件費もかかるし」としつつも、売上は正しいと認めた。
続いてソ・ジャンフンは、また別のシェフであるチョン・ジソンにも売上の変化を尋ねた。「売上が大幅に上がったのではないか」という質問に、チョン・ジソンは「放送前と比較すると3倍程度」売上が増えたと答えた。
チョン・ジソンは最近、ほかのバラエティ番組でも売上変化について説明したことがある。「売上が3倍上昇した。開店が11時だが、午前8時30分から順番待ちが始まる」と伝え、一緒に『白と黒のスプーン』に出演したキム・ドユンは羨ましそうに「僕はそれほどではない。赤字から脱した」と伝えた。
またチェ・ヒョンソクも売上の変化について言及したことがある。
バラエティ番組『ラジオスター』(MBC)に出演したチェ・ヒョンソクシェフは、「実は飲食業界が難しかった。景気も悪く、赤字を出したこともあった。どのようにこの状況を持ちこたえるか悩んだが、『白と黒のスプーン』のおかげで売上が劇的に変わった。数値で計算すると約3倍上昇した」と話した。
また、「番組が初めて配信された時は、黒さじ料理人のレストランの予約が多かった。予約サイトの同時接続者が普段2~50人だが、数百人になった。僕は番組2週目から活躍したんだが、うちのレストランは1万3000人まで接続者が上がっていた。予約を受け付けするとすぐに埋まる」と12月まですべての予約が埋まり、胸がいっぱいになったと伝えた。
(記事提供=OSEN)
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