「ソン・フンミンの国でのカルビパーティーは良い思い出。トレーニング環境も最高」。イングランド・プレミアリーグ(EPL)、トッテナムの正GKウーゴ・ロリス(35)は笑みを浮かべながら話した。
現在、韓国でのプレシーズンツアーに参加しているロリスは、親善試合2試合目のセビージャ戦を翌日に控えた7月15日、ソウル汝矣島(ヨイド)のIFCモールで開かれた記者会見に、アントニオ・コンテ監督とともに出席した。
「新型コロナ以降、初めてアジアに来た。ソン・フンミンの国でツアーができて嬉しい」とし、「多くのファンが愛をくださって感謝している。何より芝生などのトレーニング環境が非常に良い。残りの時間も様々なプロモーションで活用している」と満足げに語った。
ロリスは13日、ソウルワールドカップ競技場で行われたチームKリーグと親善試合で後半から出場し、実戦感覚を養った。
ロリスは、「コンテ監督をはじめとしたコーチ陣が大きな努力をしてきたし、スカッドも強くなっている。現在のチームは昨シーズンよりはるかに競争力を持っている。新しいシーズンには新しい野望として出発しなければならない」と強調した。
チームの最後の砦であるロリスは、今オフにDFラインのメンバーに変化が発生したことについて、「戦術の差は大きくない。守備の組織力を強化しながら、選手間のチームワークが重要だ。それが実現すれば、新しく加入した才能のある選手たちがチームに溶け込むようにしなければならない」とベテランらしく語る。
そしてフランス代表の同僚でもあるDFクレマン・ラングレが今夏にトッテナムへとやってきたことについては、「嬉しい。ラングレはバルセロナと代表で活躍した選手だ。1対1の能力や空中戦に優れている。彼の経験はチームに役立つだろう」と期待を寄せた。
続いてピッチ外で韓国を満喫したことも話してくれたロリス。前日の夜にはチームの非公開トレーニング後、チームメイトたちと韓国の焼肉店を訪れ、味付けカルビなどを楽しんだという。
ソン・フンミンが招待したというこの食事会の様子はトッテナム公式インスタグラムで公開されており、「昨夜(14日)、ソン・フンミンがチームをソウルにある韓国BBQレストランに連れて行った」という文章と数枚の写真が投稿されている。カルビが置かれたテーブルで選手たちは、記念写真を撮りながら明るく笑っていた。
ロリスは楽しくかった夜について、「ソン・フンミンとカルビパーティーを楽しんだ。いろいろな種類を味わってみたが、良い思い出になった。リフレッシュの時間になった」と伝えている。
また記者会見に同席したコンテ監督は、「現在はプレシーズンなので、選手たちが戦術的、体力的、精神的に上がることを期待している」とし、「全体的に状態が良くなって満足している」と話した。
なおコンテ監督は同日午前のトレーニングで、主力組とサブ組に分けてビルドアップトレーニングなどを実施。主力組にはソン・フンミン、ハリー・ケイン、そして新加入のリシャルリソンが3トップを形成していた。
コンテ監督はチームKリーグ戦に出場していないデヤン・クルゼフスキ、イヴァン・ペリシッチ、ベン・デイヴィスについて、「ペリシッチは負傷から回復したばかりなので、練習を少しゆっくり進めるつもりだ。セビージャ戦のラインナップは大きく変わるだろう。多くの選手に機会を与えるためにローテーションを稼動しようと思う」と明かした。ペリシッチを除き、クルゼフスキとデイヴィはセビージャ戦で出場する見通しだ。
またチームKリーグとの試合で後半に途中出場したソン・フンミンに対しては、「(スターティングの)ラインナップは練習状況によって決まる。最大の目標はできるだけ選手を多く起用することだ。ただソン・フンミンは先発陣に含まれる可能性が高い」と話した。
トッテナムは本日(7月16日)、「Coupang Playシリーズ」第2戦として、水原(スウォン)ワールドカップ競技場でセビージャと対戦する予定だ。
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