「PKでの得点がない君が真のゴールデンブーツ!」
アジア人選手としては初となるイングランド・プレミアリーグの得点王に輝いたソン・フンミン(29、トッテナム)の、心からの告白に監督のコンテ監督も応えた。
ソン・フンミンは5月23日(日本時間)、英ノリッジのキャロウ・ロードで行われたプレミアリーグ第38節(最終節)のノリッジ戦で後半25分と30分に得点を決め、今季リーグ戦22~23ゴール目を記録した。
同日の試合で1ゴールを追加したリバプールのモハメド・サラーと同率得点王に輝いたソン・フンミンは、試合直後、夢に描いたゴールデンブーツを胸に抱いて、あっけに取られた。
本紙『スポーツソウル』など韓国取材陣とのインタビューに応じた際には、「たくさんの得点チャンスを逃して(気分が)かなりダウンしていたが、チームメイトが横で支えてくれたし、スタジアムも“必ずできる”とたくさん応援してくれた」と、チームメイトやファンに感謝の言葉を伝えた。
そしてトッテナム率いるアントニオ・コンテ監督も、ソン・フンミンの得点王に満足感を示していた。
特に、サラーが23ゴール中5ゴールをPKで決めていたことと比較し、ソン・フンミンは純粋なフィールドゴールだけで成し遂げたことを褒め称えた。
コンテ監督は「ソン・フンミンはPKなしで得点王に輝いた。真のゴールデンブーツではないか」とし、「うちのチームにはハリー・ケインというPKキッカーがいる。ただ、(今日の試合は)2-0以降PKが出たなら、ケインがソン・フンミンに譲ったと思う。ソン・フンミンもキックがうまい」と笑った。
同日の試合は、ケインやデヤン・クルセフスキ、そしてソン・フンミンの初ゴールをアシストしたルーカス・モウラら多数のチームメイトが、ソン・フンミンの得点王を意識した援護射撃で注目を集めた。
コンテ監督は「ソン・フンミンの得点が、我々を最上の状況(4位確保)に導いた。彼の得点王は我々の目標でもあった」と話している。
この日の勝利で得た来季のチャンピオンズリーグ本選チケットと、ソン・フンミンの得点王は、“ワンチーム”になって成し遂げた大きな成果だと強調した。
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