韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が、アジア人初のプレミアリーグ得点王に輝いたFWソン・フンミン(29、トッテナム)に祝電を送った。
ユン・ソギョル大統領は5月23日、祝電を通じて「得点王獲得を心からお祝いする。今回の受賞はシーズン通して絶えず献身して努力したソン・フンミン選手の情熱が作り出した結果だと思う」とし、「何より、新型コロナウイルス感染症によって困難の時期を経験したわが国民に申し分のない希望のメッセージとなる」と伝えた。
そして、「11月のカタールW杯では我が国家代表選手たちとともに、もう一度胸躍らせるときめきと感動をもたらしてくれることを期待している。韓国サッカーの有望株たちに“世界最高の選手の後輩”という自負心を与えてくれたソン・フンミン選手の受賞を改めて祝福するとともに、これからの活躍を国民とともに応援している」と激励した。
ソン・フンミンは同日(日本時間)、英ノリッジのキャロウ・ロードで行われたプレミアリーグ第38節(最終節)のノリッジ戦で、後半25分と30分に得点を決め、今季リーグ戦22~23ゴール目を記録した。
この日の試合前まで、得点王争いでエジプト代表FWモハメド・サラー(29、リバプール)に1ゴール差を付けられていたソン・フンミンは、ノリッジ戦の2ゴールでサラーとともに得点王に輝いた。
同日のウォルヴァーハンプトン戦でサラーが得点を決めたことにより、単独得点王とはならなかったが、アジア人史上初となるゴールデンブーツを手にすることになった。
ソン・フンミンは試合後、「幼い頃から夢見てきた“プレミアリーグ得点王”という本当に言葉にならないようなことを成し遂げた。これからがもっと重要だ。ここで満足する選手にならず、よりストイックに、来シーズンをもっと頑張れる選手になりたい」と喜びを明かした。
ノリッジ戦で5-0の大勝を収めたトッテナムは、2021-2022シーズンのプレミアリーグを4位でフィニッシュ。来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得するという最高のエンディングを迎えた。
以下、ユン・ソギョル大統領の祝電全文。
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ソン・フンミン選手。
“プレミアリーグ 2021-2022シーズン得点王”を獲得したことを心からお祝いいたします。今回の受賞はシーズン通して絶えず献身し、努力したソン・フンミン選手の情熱が作り出した結果だと思います。
世界最高レベルのイングランド・プレミアリーグにおけるアジア人選手初の得点王は、ソン・フンミン選手個人の栄誉であるのみならず、アジアサッカー界のすべての人々が祝福する慶事です。
何より、新型コロナウイルス感染症によって困難の時期を経験したわが国民たちにとって、ソン・フンミン選手の受賞は申し分のない希望のメッセージとなります。ペナルティキックのない、純粋なフィールドゴールのみで成し遂げた業績であるだけに、国民たちが感じる自負心はより大きいと思います。
今回の得点王授賞に続き、11月のカタールW杯ではわが国家代表選手たちとともに、もう一度胸躍らせるときめきと感動をもたらしてくれることを期待しています。
韓国サッカーの有望株たちに“世界最高の選手の後輩”という自負心を与えてくれたソン・フンミン選手の受賞を改めて祝福するとともに、これからの活躍を国民とともに応援しています。
2022年5月23日
大統領 ユン・ソギョル
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