韓国国内外でOTT(オーバー・ザ・トップ/オンライン動画配信サービス)サービス企業間のプレミアムIP及びキラーコンテンツ確保競争が激しさを増すなか、業界最大の関心事だったイングランド・プレミアリーグの今後3シーズンの放映権の行方が決まった。
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韓国国内唯一のスポーツ専門OTTサービスである『SPOTV NOW』や、テレビチャンネル『SPOTV』などを運営する「Eclat Media Group」は4月14日、報道資料を通じて、来季からの3年間、韓国と日本でプレミアリーグを中継することを発表した。
これにより、「Eclat Media Group」はリュ・ヒョンジンや大谷翔平など日韓の選手が活躍する米メジャーリーグ(MLB)など、すでに確保した海外人気スポーツの放映権に加え、プレミアリーグの放映権も契約延長に成功し、日韓両国の国内でプレミアムスポーツ中継社としての立場をより固めることになった。
これらの種目は、日韓両国でスポーツOTTサービス『SPOTV NOW』を通じて提供されることになった。
業界によると、今回のプレミアリーグ放映権に関する入札は、韓国国内のOTT関連大手企業や多数のテレビ局、コマースプラットフォームも関心を示し、最終入札金額において熾烈な競争があったという。
しかし、第1次から第2次まで続く熾烈な攻防の末、すでに韓国国内のプレミアリーグ放映権を保有していた「Eclat Media Group」が、最終権利を獲得することになった。
「Eclat Media Group」は今回の入札を通じて、韓国での放映権だけでなく、日本でのプレミアリーグ放映権も確保したことを強調した。
これまで、「Eclat Media Group」は日本国内で『SPOZONE』という名称のスポーツOTTサービスを提供してきた。ただ、先月からは韓国国内と同じ名称の『SPOTV NOW』にリブランディングし、サービスを展開している。
今回の放映権確保により、大谷など日本人選手が多数活躍するMLBの全試合生中継はもちろん、南野拓実、冨安健洋などがプレーするプレミアリーグの全試合生中継もラインナップに加わったことで、さらに加入者を拡大しようという戦略を立てている。
特に、「Eclat Media Group」は昨年、東南アジア7カ国にSPOTVチャンネルをローンチし、日本と韓国でもスポーツOTTサービス『SPOTV NOW』とチャンネルを運営している。3月1日には香港でもSPOTVチャンネルの配信を開始するなど、アジア10カ国でSPOTVのブランドを広く知らせている。
このため、今回の放映権契約により、韓国、日本含むアジア諸国でSPOTVの拡大傾向はますます加速するとみられる。
「Eclat Media Group」の関係者は、「大企業の参加で競争は激しかったが、今季以降もソン・フンミン、ファン・ヒチャンらが活躍するプレミアリーグを韓国で引き続き中継することになった」とし、「特に、韓国はもちろん、日本の『SPOTV NOW』でもプレミアリーグを中継できるようになり、とても意義深い。今後も海外でK-スポーツプラットフォームの拡張に集中する」と明らかにした。
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