かつて2012年に清水エスパルスでプロデビューした韓国代表DFイ・キジェ(30、水原三星ブルーウィングス)がクラブ年間最優秀選手に輝いた。
水原三星(スウォン・サムスン)は12月6日、チーム内でシーズン通して最も活躍した選手を表彰する「ドイツ・モーターズ シーズンMVP」にイ・キジェが選ばれたことを発表した。
去る11月22日から28日まで行われたファン投票の結果、イ・キジェは総得票数491票中278票(約57%)を獲得し、シーズンMVPに選ばれた。イ・キジェには、水原三星メインスポンサーのドイツ・モーターズからトロフィーとともに今年11月に発売された「THE ALL NEW BMW X3」が贈られる。
イ・キジェは今シーズン、キャリアハイとも言える活躍を繰り広げた。Kリーグ1(1部)では全38試合に出場して5ゴール5アシストを記録。出場時間3649分はリーグ全体3番目、フィールドプレーヤーでは全体トップの数字であり、Kリーグ1の年間ベストイレブン候補にも名を連ねている。
特に、今年6月には2022年カタールW杯アジア2次予選を戦う韓国代表メンバーに選ばれA代表初招集。同月5日のトルクメニスタン戦で途中出場から代表デビューを果たすなど、国内屈指の左サイドバックとして存在感を確固たるものにした。
イ・キジェはシーズンMVP受賞に際し、「水原という大きな家で最も近い家族である水原三星のファンに認められ受賞した賞という点で、自分にとってとても意味のある賞だ。常に謙虚に、努力をし続け、もっと頑張れという意味で賞を受け取りたい。来季はチームがより高い位置でシーズンを終えられるように最善を尽くしたい」とファンに感謝を伝えた。
なお、年間通して最も成長した選手に贈られる「ドイツ・モーターズ シーズンMIP(Most improved Player)」はFWチョン・サンビン(19)が受賞。11月の月間MVPには元サガン鳥栖でチームキャプテンのMFキム・ミヌ(31)が選ばれた。
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