“似た歩みが不快” 引退宣言を覆した韓国歌手たち、冷たい目で見られる理由は

2024年01月18日 話題

物議をかもして芸能界引退を宣言した2人が海外で活動を再開し、似たような歩みを見せている。FTISLAND出身のチェ・ジョンフンと、JYJ出身のパク・ユチョンだ。

【写真】麻薬の副作用?パク・ユチョンの“足の傷跡”

集団性暴行容疑で実刑判決を下され、受刑していたチェ・ジョンフンが5年ぶりに活動再開を宣言した。彼は最近、日本のファンコミュニティサービス「FANICON」に自身のチャンネルを開設し、書き込みをした。「約5年ぶりに皆さんに挨拶する。皆さん一人ひとりのメッセージから力を得て、このように元気な姿を見せることができた。今後、僕がしたいことや私生活など、すべてをお見せしたい」という内容だった。

この「FANICON」は、ファンが芸能人とコミュニケーションを取れるチャンネルで、月額約500円で利用できる。

2007年にFTISLANDのメンバーとしてデビューしたチェ・ジョンフンは、2016年1月から3月にかけて、歌手チョン・ジュニョンやクラブ「バーニングサン」の関係者らと共に、酒に酔った女性たちを集団で性的暴行し不法撮影した容疑で、2019年5月9日に拘束された。

一審で懲役5年を宣告されたが、その後に控訴審、上告審を経て懲役2年6カ月が確定。2021年11月8日に満期出所している。

チェ・ジョンフン
チェ・ジョンフン

事件当時、SNSに謝罪文を投稿した彼は、「本日付でチームを離れ、芸能界生活を終了させる」と芸能界引退を宣言していた。しかし、満期出所から2年ぶりに自分言葉を覆し、日本で新しいスタートを図ったことで議論の中心になった。

法的な処罰はすべて受けたが、集団性暴行という罪質があまりにも悪く、当時の世間の衝撃も大きかったため、彼の復帰に対する世論は依然として冷たい。しかも、騒ぎの後にファンとの初めての公式コミュニケーションを取ったのが有料コミュニティという点で、反省の真正性も疑われる。

パク・ユジョンも引退宣言を覆して…

先立って、麻薬使用の疑いで有罪判決を受けたパク・ユチョンも、似たような非難を浴びた。

パク・ユチョンは来る2月9・10日の2日間、日本のLDH kitchen THE TOKYO HANEDAでデビュー20周年記念ファンミーティングを開催し、11日にはザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜でディナーショーも開催する。

ファンミーティングのチケットは全席2万3000円(税込)、ディナーショーは全席5万円(税込)という価格設定で、世間の怒りを買った。

パク・ユチョン
パク・ユチョン

2019年にヒロポンの投薬容疑で拘束され、懲役10月、執行猶予2年を宣告されたパク・ユチョン。当時、記者会見を開いて麻薬容疑が事実の場合、芸能界を引退すると強く攻めていたが、それも嘘と明かされ、不届き極まりない人になった。

引退宣言を覆し、1年の自粛を経てタイでのファンミーティング開催で芸能活動を再開したパク・ユジョンは、その後、日本などに活動範囲を広めた。

最近は、国税庁の発表によって2016年の譲渡所得税など計5件を合わせて4億900万ウォン(約4090万円)の税金を滞納したことが明らかになった。

影響力を持つ芸能人にもかかわらず、責任感のない言動を行ったなか、収益だけを追う彼らの歩みに批判の声が高まっている。

ある業界関係者は「罪を償った後、芸能界に復帰するにはまず心を込めた謝罪とコミュニケーションの糸口を作ろうとする努力が必要だが、彼らは引退を覆した上に、まず収益化をしようとする意図が見えたのでネガティブな世論を拡散させている。単に海外活動で危機を免れようとするよりは、より慎重で責任感のある態度が必要だ」と指摘した。

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