「夫が女優と不倫した衝撃で精神科の薬を服用している。息ができなくなった」。昨年12月、ある韓国女性はYouTubeチャンネル『ヤンヤンイ』に出演し、女優ハ・ナギョンと自身の夫の不倫を暴露した。
当時、女性は「夫が仕事でルームサロン接待の席に参加し、ハ・ナギョンと出会った。2次会を勧められ、夫は拒否したが、横に座った女性がハ・ナギョンだった。以降、関係が発展し、夫は月の2／3をハ・ナギョンの家で過ごした」と話し始めた。
続いて「夫が（自宅で）シャワーを浴びて出てきた際、背中に女の爪痕があった。出張から帰ってきた夫が栄養クリームをプレゼントしてくれたが、買い物袋に長い髪があった。この時からハ・ナギョンの挑発に気づいた」と主張した。
それとともに「深夜12時に発信者表示制限（非通知）で3回連続電話がかかってきたので出てみると、何も言わなかった。当時、夫が慌てて走ってきたが、瞳が揺れていた。翌日、誰かが、メッセンジャーアプリでやり取りされた妊娠エコー写真2枚と、“あなたといると、とってもグッスリ寝られた”という内容の会話をキャプチャして送ってきた」と付け加えた。
女性は映像が公開された当時、すでにハ・ナギョンに不倫訴訟を起こしていた。そして、その結果が7月18日に出たわけだ。
釜山（プサン）地裁東部支院民事6単独は、女性がハ・ナギョンを相手に提起した不倫損害賠償訴訟の宣告公判で「ハ・ナギョンは女性に1500万ウォン（約165万円）を支払え」とし、原告に一部勝訴判決を下した。
だが判決後、ハ・ナギョンは韓国メディアのインタビューで一つひとつ反論している。
まず、ハ・ナギョンは「2021年12月に遊興施設で会ったのは事実だが、人々の言葉通り接待ではない。なぜこのような証拠もない、偽りの主張が出てくるのか理解できない。知り合いのお姉さんに呼ばれて、遊びに行った席で男性に会った。男性と会うと、いつも“結婚しよう”と言った。20代前半に結婚し、1年後に離婚したと話していたため、既婚男性だとは知らなかった」と主張したのだ。
また「被害者である私は1年間苦しめられているが、じっとしていると多くの方が私を不倫女と見るようだ。男性に騙されてお金というお金は使い果たした。数百万ウォン（数十万円）ずつ貸して、今も全て返してもらっていない。お金を持っているので、その男性に会っていたという噂を、証拠がないのならば信じないでほしい。私は本当に悔しい」と強調している。
そして「奥さんに先に連絡した理由は、同じ女性として被害者だと思ったからだ。当時、彼女とは“詳しく話してくれてありがとう”という話もした。顔が知られているのに、不倫訴訟を起こそうと実体を話してくれただろうか。金銭的損害が甚大な状況で、判決もあっけなく決まり、濡れ衣を着せられた。あまりにも苦痛だが、控訴状を提出し、最後まで悔しさを晴らすつもりだ」と明らかにした。
これに対し、女性もメディアのインタビューを通じて再反論。「“詳しく話してくれてありがとう”というメールは、すでに不倫訴訟を決心し、証拠を集めるためにハ・ナギョンと連絡を交わしただけだ。“騙されて金というお金を使い果たし、今も全て返されていない”という主張に対しては、借りたお金は別れてから全部返たし、受け取ったプレゼントもすべて返した。月に1000万ウォン（約11万円）ずつ受け取った人はハ・ナギョン」と話す。
それとともに「ハ・ナギョンが夫に不倫訴訟をしないという覚書を書いてほしいと言った録音記録もあり、私にも不倫訴訟をするのかと尋ねてきた。妊娠問題と葛藤においても、ハ・ナギョンは離婚について言及した証拠がある」と付け加えた。
このように、原告の一部勝訴判決が出たあとも、女性とハ・ナギョンは暴露と反論を続けている。結局、彼女たちの複雑な葛藤は訴訟を通じて引き続き解決されるものと見られる。
今後の訴訟では、それぞれの主張を裏付ける証拠が決定的な役割を果たす見通しだ。
■【写真】露出事故も…“デートDV疑惑”を認めた女優ハ・ナギョンはどんな人物？
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