是枝裕和監督、釜山国際映画祭 “今年のアジア映画人賞”受賞へ 「尊敬と礼遇の意を込めて選定」

2019年09月09日 映画

今年10月に開催される「第24回釜山国際映画祭」の「今年のアジア映画人賞」(The Asian Filmmaker of the year)に、是枝裕和監督が選定されたことが分かった。

「今年のアジア映画人賞」は、アジアの映画産業と文化発展に最も 優れた業績を残したアジアの映画人および団体に授与する賞だ。

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是枝監督はこれまで『誰も知らない』(2004)『そして父になる』(2013)『海街diary』(2015)など、家族をテーマにした作品で時代を貫く洞察力を披露し、メディアや評論家、観客たちから支持を集めてきた。

2018年には『万引き家族』でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞。名実ともに世界的巨匠としての地位を確立した。

新作を発表した年は、必ず釜山国際映画祭で観客と触れ合うほど、是枝監督の釜山国際映画祭に対する愛情は格別と知られている。

2016年には、イ・チャンドン、侯孝賢監督と共にアジア映画の共存について対談。2017年にはアジア映画アカデミー(AFA)の校長を務め、アジアの映画監督志望の若者を指導している。

アジア映画界の今後の発展のため、釜山国際映画祭と共に新しい方法を模索しただけでなく、最近は若い監督の作品制作にも参加しながら自分の映画世界を広げている是枝監督。釜山国際映画祭は、彼の作品と映画人生に対する尊敬と礼遇の意を込めて、是枝監督を受賞者に選定したという。

「今年のアジア映画人賞」授賞式は、是枝監督の新作映画『真実』がガラ・プレゼンテーション部門にて上映される10月5日に行われる。

(写真提供=釜山国際映画祭)

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