歌手ユ・スンジュンが最近、米ロサンゼルスの舞台で「韓国のスーパースター」と自称しライブを行ったという目撃情報が議論を呼ぶなか、本人が口を開いた。
4月30日、ユ・スンジュンは自身のインスタグラムを通じて関連記事をキャプチャし、「すべてが嘘であり、すべてが虚偽であり、最初から最後まで100%すべてが嘘だ」と述べた。
ユ・スンジュンは「一体どうして大韓民国のメディアはここまで堕落してしまったのか。誰かもわからず、出所もなく、写真一枚すらなく、ただインターネットユーザーが上げたデマを記事にする。すべてが嘘だ」と強調した。
彼は「こんな馬鹿げた記事に自分が反応しなければならないということが、あまりにも辛い」とし、「夜の仕事をしたことはなく、『Me Me Me』を歌ったこともなく、自分が“韓国のスーパースター”と言ったこともなく、カリフォルニアでサーフィンをしたこともなく、スケートボードをしたこともなく、バート・シンプソンのTシャツを着たこともない」と述べた。
これに先立ち、とあるネットユーザーが「(ユ・スンジュンが)アメリカ・ロサンゼルスのセリトスの地域イベントやナイトステージに出演し、今でも自分を“韓国のスーパースター”と紹介している」とし、「ユ・スンジュンは『Passion』や『Gaui』、『Me Me Me』などを歌い、イベントがないときはジムに通っている」と語った。
また、「子どもたちとはフェアファックス、ハンティントンビーチ、マリブなどでサーフィンをしたり、スケートボードに乗ったりしながら日課を送っている」とも明かした。
この真偽不明の目撃情報がメディアを通じて報じられると、オンライン上では「“スーパースター”とは自分で言うものではなく、国民が認めるものだ」「まだ90年代の栄光にすがっているのか」といった辛辣なコメントが寄せられた。
しかし、ユ・スンジュン本人がこの目撃情報を「100%すべてが嘘」と否定している状況だ。
歌手ユ・スンジュンは、1997年に『Gaui』でデビューし、数多くのヒット曲を生み出して韓国芸能界を席巻した。しかし、軍入隊の意思を翻すかのように、2002年1月に韓国国籍を放棄し、アメリカ市民権を取得して兵役の義務を回避した。
これに対して韓国法務部はユ・スンジュンの入国を制限。その後、ユ・スンジュンは2015年と2020年に裁判で2度の勝訴を勝ち取ったが、「韓国の安全保障、秩序維持、公共福祉、外交関係などの利益を害するおそれがある」として、ビザの発給は拒否されたままだ。
現在は3度目の行政訴訟を進行中であり、20年以上にわたり韓国への入国が認められていない。
■“兵役逃れ”で消えたユ・スンジュン、20年が過ぎても韓国に入国できない理由
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