韓国で大ヒット中の映画『ソウルの春』主演チョン・ウソン、全盛期はまだまだこれから

2023年12月19日 映画

最近、韓国映画の話題の中心は断然『ソウルの春』(原題)だ。

【関連】チョン・ウソンが「婚期を逃した」と告白したワケ

上映25日で観客動員数800万人を突破し、全国の劇場に再び活気を呼び込んだからだ。

昨年の春と夏、そして秋まで数本の作品を除いては活気を失っていた劇場が、『ソウルの春』によって躍動する気運を味わった。

『ソウルの春』では、ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、キム・ウィソンら実力派俳優たちのシナジー効果がしっかりと出ていることが実感できる。

中でもチョン・ウソンは実在の人物をモチーフにした首都警備司令官イ・テシンを熱演し、今まで築いた実力を思う存分発揮した。

チョン・ウソン
映画『ソウルの春』スチール写真

チョン・ウソンの演技は、年齢を重ねるほど良くなっている。

彼の長年の同僚であるキム・ソンス監督がイ・テシン役を彼に任せたのも、あえて説明する必要はなさそうだ。

多くの観客が知っているように、チョン・ウソンは実にすごい目つきを持つ俳優だ。

若い時よりも深く掘られた目元と眉間のしわを見ていると、しわまで演技をしているという錯覚に陥る。

力を入れた瞳には、深さを計りにくい感情が積もっている。強いが妙に寂しい印象を残したりもする。

映画『KUMIHO/千年愛』(1994年)でデビューしたチョン・ウソンは、いわゆる「青春のアイコン」として一世を風靡した。しかし、彼はロマンスジャンルとイケメンに甘んじなかった。

お金が入ったカバンを追いかけて“一発主義”に陥ったり、理性的で冷徹な大統領になったり、娘を守ろうとする父性愛を発揮したり。チョン・ウソンは言葉で表せない特別なムードでさまざまなキャラクターに挑戦した。顔の筋肉を全体的に使って感情を爆発させる一方、表情とジェスチャーを控えても多くを物語ったりした。

チョン・ウソン
(写真=MEGABOX PLUSM)チョン・ウソン

イケメンな顔のおかげで物思いに沈む眼差し、恋に落ちたときめきで表現しやすいが、作品を重ねるたびに“イケメン”という言葉でまとめるにはもったいない、どっしりとした深みが感じられる。

最近行われた韓国メディア『OSEN』とのインタビューで、「今年は数本の特別出演までして、少し休みたいと思っている」と打ち明けたチョン・ウソン。『ソウルの春』で代表キャラクターを更新した彼が、次の作品で再び面白さと感動を与えてくれることを期待する。

【写真】チョン・ウソンが映画館のアルバイトに!?

今年を最も輝かせた韓国の映画俳優…トップ10入りしたのは誰?

韓国のトヨエツ!?…チョン・ウソン『愛していると言ってくれ』を語る

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集