ファン・ビンビン、イ・ジュヨン共演の注目作『緑の夜』より場面写真が解禁となった。併せて、本作を手がけたハン・シュアイ監督のコメントも到着している。
【写真】ファン・ビンビンの意味深投稿「誰もが耐えがたい時間を」
2023年ベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、テディ賞/パノラマ観客賞にてノミネートされた本作。中国から韓国に渡り、抑圧された生活を送る主人公ジン・シャを『武則天-The Empress-』『355』のファン・ビンビンが、危うくミステリアスな緑の髪の女を『梨泰院クラス』『ベイビー・ブローカー』のイ・ジュヨンが演じる。監督は長編デビュー作『Summer Blur(原題)』が高く評価されたハン・シュアイだ。
とあるきっかけから、韓国社会の闇に巻き込まれていく2人の女たちの“賭け”を描いた本作について、「『テルマ&ルイーズ』、サフディ兄弟による『グッド・タイム』などの優れた“逃避行ドラマ”を思い浮かべていた」と語るハン監督。抑圧されたジン・シャの表情に代表される緊張感と、何をしでかすかわからない「緑の髪の女」に振り回され、観客は唯一無二の冒険に同行することになる。
今回解禁となった場面写真は、ジン・シャの職場である港での出会いから、緑の髪の女をかくまい、やがて2人きりになるまでの5点。どこかウォン・カーウァイ作品を彷彿とさせるような、幻想的なビジュアルを作りだしたのは、ベルギー出身の撮影監督マティアス・デルヴォー。『老いた野獣』で金馬奨撮影監督賞にノミネートされ、『宇宙探索編集部』や2023年東京国際映画祭でグランプリを受賞したペマ・ツェテン監督の遺作『雪豹』でも撮影を担当した、気鋭の撮影監督だ。
ハン監督は「『緑の夜』においては、昼の場面ではより現実的なスタイルで、夜の場面ではより主観的で夢の中のように映し出されています。これは意図的なもので、撮影監督のマティアス・デルヴォーと撮影クルーたちとの協力で成し遂げたものです。チームで唯一のヨーロッパ出身のクルーとして、マティアスは本作のビジュアルと雰囲気を理想的なものに高めようと、最大限の努力をしてくれました」と語っている。
映画『緑の夜』は、2024年1月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントにてロードショー。
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