名優イ・ソンミンと、人気俳優ナム・ジュヒョクの初共演作『復讐の記憶』から、予告編と場面写真が解禁された。
本作は、過去に家族を理不尽に失って以来、家族を亡き者にした裏切り者への復讐を心に誓い生きてきた80代の老人ピルジュ(演者イ・ソンミン)が、60年前から計画していた復讐計画を実行するという物語。
ピルジュと親しい20代の青年インギュ(演者ナム・ジュヒョク)が運転手として雇われるが、何も知らないインギュは犯行現場近くの監視カメラに映り込んだことで第一容疑者にされてしまう。認知症によって記憶を完全に失う前に復讐を成し遂げたいピルジュと、ピルジュに巻き込まれ同行するインギュ。2人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになる。
今回解禁となった予告編は、事故を起こした赤いポルシェの横でピルジュが頭から血を流しながら立ち尽くし、「手に着いた血…拳銃1丁…」「私はなぜここにいるんだ?」と語る場面から始まる。
そこから一転、ピルジュがフレディというニックネームで働くファミレスで、20代の同僚ジェイソンことインギュたちと元気いっぱい働く様子が描かれる。そんな中、ピルジュがある計画を実行すべく、赤いポルシェをレンタル。その計画を知らぬまま、運転手を頼まれたインギュは高級車に大興奮する!しかし実は、ピルジュが脳腫瘍によるアルツハイマー病を患っており、「私は長い時間をかけて、この計画を練りました」という計画とは、60年前の日本統治時代に理不尽な形で家族全員を亡くした彼の復讐だった!記憶がなくなる前に、忘れないように“会いたい人たち”の名前を手指にタトゥーにして記していたピルジュは、冷静に計画を実行に移すが、犯行現場の監視カメラ映像からインギュが殺人の容疑者になってしまう。刑事(演者チョン・マンシク)らの捜査が迫っても、「1週間だけ時間をくれ」と、自分と自分の家族を破滅させた者たちへの復讐を止めないピルジュ。そんな姿に戸惑いながらも、制止するために同行するインギュ。
それぞれの思いが交錯する中、復讐の道を疾走する2人の姿から目が離せない予告編となっている。
併せて解禁となった場面写真は、ピルジュが長年の復讐計画に向き合い、実行に移す様子や、思いがけず同行することになったインギュの戸惑う表情などがある中、2人が出会ったバイト先での楽しそうな場面や、インギュが心配そうにピルジュの世話を焼く場面など、祖父と孫ほど歳の離れた主人公2人の関係性も垣間見られる。
「ある男の記憶についての物語であり、人間の人生にスポットを当てた作品」とイ・イルヒョン監督が語る、単なる復讐劇とは異なるストーリーと、衝撃の結末は必見だ。
『復讐の記憶』は、9月1日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋他にて全国順次公開。
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