富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭(以降、BIFAN)は世界で初めて「シリーズ映画賞」を制定。『イカゲーム』を栄えある授賞作に選んだ。
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シン・チョルBIFAN執行委員長は「文化とテクノロジーの結合で多様な形態のビジュアルストーリーテーリングが誕生している」とし、「時空間の制約が消えた時代には『イカゲーム』のようにOTTでストリーミングされるシリーズはもちろん、ユーチューブやTikTokなど、多様な形態の映像も映画として受け入れなければならない」として、シリーズ映画賞の制定・授賞理由を明らかにした。
また、「2時間余り上映する映像物を映画だと定義してきたのは、産業の観点で収益性を極大化する方便の一つだった」とし、「今や時代変化に歩調を合わせて韓国映画コンテンツが世界の新しい基準を提示しなければならないときだ」と力説。
「シリーズ累計で7~8作が出てきた『ハリーポッター』や『スターウォーズ』は映画だが、『イカゲーム』はなぜ映画ではないのか」と反問したあと、「BIFANのシリーズ映画賞に関する制定は映画賞を新設したという意味を越え、映画の新しい定義に対する韓国・富川の特別な提言」と説明し、「全世界の映画界を対象に映画の領域を拡張する世界初の試み」と付け加えた。
こうした選定理由を受けて、『イカゲーム』の製作者であるキム・ジヨン代表も痛快に対応。
「今日から『イカゲーム』は映画です」と切り出すと、「韓国のどの映画祭と『イカゲーム』が似合うかと考えた時、真っ先に浮かんだのが富川国際ファンタスティック映画祭だった」とし「このように何か大きな認定をしてくれて、賞もくださって、本当に感謝している」と応えている。
なお第26回BIFANは7月7日から17日まで、オフラインとオンラインのハイブリッド方式で開催。49カ国268本の映画を上映する。
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