『イカゲーム』『ペーパー・ハウス・コリア』と立て続けにヒット作品に出演した俳優のパク・ヘスに、“Netflixの公務員”というあだ名がついた。
【注目】韓国コンテンツに5億ドル投じるNetflixの“攻め”
6月28日、Netflixドラマ『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』主演俳優パク・ヘスのオンラインインタビューが行われた。
『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』は、統一を控えた朝鮮半島を舞台に、天才的な戦略家と、それぞれ異なる個性と能力を持つ強盗が繰り広げる史上初の人質強盗劇を描いている。スペインのドラマ『ペーパー・ハウス』をリメイクした作品だ。
パク・ヘスは劇中、4兆ウォン(約4000億円)を盗むため、造幣局に入った強盗団のリーダー「ベルリン」を演じた。ベルリンは、幼い頃に母親と北朝鮮からの脱出を試みるも失敗し、収容所に閉じ込められ、あらゆる迫害を受けた人物で、天才的な戦略家の“教授”(演者ユ・ジテ)と最も大きく対立するキャラクターだ。
パク・ヘスは昨年、世界的に大ヒットしたドラマ『イカゲーム』に続き、再びNetflix作品で視聴者のもとを訪れた。
Netflix作品で著しい活躍を見せているパク・ヘスは、自身についた“Netflixの公務員”というニックネームについて「Netflixの作品に相次いで出演し、縁があるようで感謝している。『イカゲーム』が全世界でヒットし、その中に私がいた。次の作品も『ペーパー・ハウス・コリア』で出発できて感謝している。それでも“公務員”と言われるのはプレッシャーが大きい」と、困り顔見せた。
「私が撮った作品をNetflixで視聴してくれることに感謝しているが、作品がNetflixなので出演したわけではない。ただ作品が好きで選んだのに、このようになってしまった」と笑う。
続けて「どうしても、海外の視聴者たちは『イカゲーム』のチョ・サンウに対する認知度から、『ペーパー・ハウス・コリア』を見ると思う。プレッシャーよりは感謝の気持ちが大きい。それもまた、私がNetflixと出会ってここまで来れた理由の一つだ。韓国のコンテンツをはじめ、私も準備を徹底して多くの方々に会いたいと思う」と述べている。
公開初日が特に緊張したというパク・ヘスは、「『ペーパー・ハウス・コリア』の反応を多く探してみた。眠れなかった。元々はそんなに探さない方だが、良い反応も批判もたくさんあった。“テンポ感が良い”“原作と比べてまだ足りない”などの言葉もあった。私に対する嬉しい言葉も熱心に読んでいる」と明かした。
また「韓国作品そのままの『ペーパー・ハウス』を見てほしい。私たちが持っている恨の情緒、作品の中の葛藤、どのように団結しようとしているのかなど、それらを見てほしい。もちろん批判もあると思うし、好き嫌いも分かれると思うが、新しい舞台と新しい設定を比較することも面白さになるだろう」と見どころを挙げたりもした。
『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』は6月24日からNetflixで配信中だ。
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