飲酒運転の疑いで立件された女優キム・セロンの採血検査結果に注目が集まっている。
6月1日、ソウル江南(カンナム)警察署によると、キム・セロンは飲酒運転での事故により、未措置の疑いなどで検察に送致される予定だ。彼女の採血検査結果は、血中アルコール濃度0.08%以上だと伝えられた。これは免許取り消しに値する数値だ。
これと関連し、所属事務所のゴールドメダリスト関係者は同日、本紙『スポーツソウル』に「警察から結果を伝達されなかった状態だ。検査結果による調査日程が決まれば、誠実に受ける予定」と明らかにしている。
先立ってキム・セロンは5月18日8時頃、ソウル江南区清潭洞(カンナムグ・チョンダムドン)で飲酒運転をしていたところ、変圧器、街路樹などに数回衝突。事故後も走行を止めず、逃走を敢行したという。
通報を受けて現場に出動した警察は、キム・セロンの血中アルコール濃度を測定しようとしたが、彼女は警察の要請を拒否し、採血検査を受けて帰宅した。
この事故による被害は小さくなかった。変圧器が破損し、近隣店舗の決済システムは麻痺。加えて信号機なども止まり、交通網に混乱が生じていた。これに対してゴールドメダリストは、「被害に対する補償がなされるよう最善を尽くす」と伝えている。
無論だが、キム・セロンに対する世間の視線は非常に冷ややかだ。
一部では、彼女が血中アルコール濃度測定に応じず、採血検査を要求した理由は、時間を稼ぐためだという主張も浮上した。状況上、彼女が事故の収拾どころか、縮小または回避しようとしたものと推測され、失望感はより大きくなっている。
ほかにもゴールドメダリストの初期対応が世論の批判に油を注いだという反応も見られる。
事故が報じられた直後、所属事務所は「正確な検査のために採血検査を行い、検査後に保護者同行の下で他の調査なしに帰宅措置された」と明らかにした。飲酒の有無をさておいても、謝罪の一つもない立場文は大衆の怒りを煽るのに十分過ぎたわけだ。
重大な過失を犯したキム・セロンの今後は不透明な状況だ。
ウォンビン主演の映画『アジョシ』の子役スターから、成人俳優への過渡期だっただけに、大幅なイメージダウンは免れないというのが大方の見方となっている。今回の飲酒運転事故により、早くも2本の作品に影響が出ている。
Netflixスオリジナル『猟犬たち』(原題)は今後の撮影に参加しないとし、SBS新ドラマ『トロリー』(原題)から降板している。
子役の無邪気で純粋なイメージが強かっただけに、今回の過度の飲酒運転事故によるダメージは致命的と言わざるを得ない。
前へ
次へ