元日本代表監督がクラブと関係悪化の韓国代表MFに残留説得?そのワケは「降格したくない」

かつてサッカー日本代表監督も務め、現在はマジョルカを率いるハビエル・アギーレ監督が、韓国代表MFイ・ガンイン(21)の残留を確信した。

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イ・ガンインは現在、所属するマジョルカとの“不和説”に包まれている。

1月25日(日本時間)、スペインメディア『マルカ』は「イ・ガンインがマジョルカで幸せではない」とし、冬の移籍市場で自身に来たオファーをすべて拒否したクラブの行動に不満を抱いていると報じた。

イ・ガンインは最近、自身のインスタグラムアカウントでマジョルカのクラブ公式アカウントのフォローを解除するなど、間接的ながら公に怒りを表出したこともある。

「私にとって非常に重要な選手」

イ・ガンインは複数のチームからラブコールが届いていた。多くの海外メディアによると、イングランド・プレミアリーグのアストン・ヴィラやブライトン、さらにはラ・リーガの強豪アトレティコ・マドリードなどが関心を示しているという。

そんななか、アギーレ監督は27日にスペインのラジオ局『ラジオ・マルカ』を通じてイ・ガンインの去就問題に言及した。

アギーレ監督は「イ・ガンインは私と話を交わした。彼には“チームにとって非常に重要な選手だ”と伝えた。個人的にはここ(マジョルカ)に来て以降、最も大きく成長し、感謝を伝えた選手だ。シーズン序盤にも彼に“主人公になってくれ”と言い、彼はプレーとゴール、アシストで応えてくれた」とし、「プレーしてもプレーしなくても、イ・ガンインは私にとって非常に重要な選手だ」と伝えた。

イ・ガンインはチームに欠かせない存在だ。攻撃の中核として、1部残留のためにはなおさらだ。今季はリーグ戦17試合で2ゴール3アシストを記録しており、マジョルカはイ・ガンインを売却できないという立場を示している。バイアウト1700万ユーロ(日本円=約24億円)でなければオファーを受け入れないというのだ。

(写真提供=なかしまだいすけ/アフロ)アギーレ監督とイ・ガンイン

アギーレ監督は過去に、中核選手を奪われて降格を余儀なくされた経験がある。

「2019-2020シーズンにレガネスを率いた際、冬の移籍市場で中心選手のユセフ・エンネシリとマルティン・ブライスワイトが引き抜かれ、降格してしまった。二度とこのような経験をしたくないとイ・ガンインに話した」と伝えたアギーレ監督は、「(イ・ガンインを)説得できたと思う」と付け加えた。

なお、マジョルカは現在、18試合消化時点で7勝4分7敗の10位につけている。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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