「ワールドクラス?NO。まだ変わらない」
サッカー韓国代表FWソン・フンミン(30、トッテナム)の実父であるソン・ウンジョン氏が、自身の息子は依然として“ワールドクラス”ではないと断言した。
12月14日に韓国で放送されたtvNバラエティ番組『You Quiz on the Block』には、ソン・ウンジョン氏がゲストとしてサプライズ出演。息子ソン・フンミンに対する考えを忌憚なく語った。
ソン・ウンジョン氏はかつてソン・フンミンがハンブルガーSVやバイエル・レバークーゼンで活躍したドイツ・ブンデスリーガ時代に続き、プレミアリーグで圧巻のパフォーマンスを披露する現在も、「フンミンはワールドクラスではない」と話し、サッカーファンの間で議論になったことがある。
特に昨シーズンでは、ソン・フンミンがアジア人史上初めてプレミアリーグ得点王に輝いたことで、再び父親の発言が話題になった。ソン・ウンジョン氏の息子に対する厳しい基準も変わったのではないかという推測も出た。
しかし、ソン・ウンジョン氏は番組内で「(ワールドクラス)それは違う。今も変わりはない。私はフンミンのサッカーが常に10%成長することを願っている」とし、「プレミアリーグ得点王になったとき、“全盛期は衰えていく信号だ”と話した。ただ、美しく漸進的に下がらなければならない」と強調した。
また、ソン・フンミンがトッテナムでの試合中に眼窩骨折の重傷を負い、手術を受けたにもかかわらず、術後3週間でフェイスガードを着用してカタールW杯に出場したことについて、裏話も明かした。
「倒れた後、顔面を見たら陥没していた。“骨折だな”と思ったと同時に“W杯は?”という考えが浮かんだ」というソン・ウンジョン氏は、「フンミンも同じことを考えたようだ。手術日を最大限繰り上げてほしいと伝えられた。寝る時間を除いてはずっと氷を当てていた。むくみが取れて、手術日を1日繰り上げることができた」と打ち明けた。
このほか、ソン・フンミンの選手としての晩年を尋ねられると、「トッテナムとの契約が2025年6月に終了する。トッテナムがもっと望むのかはわからないが、移籍しなければならない状況であれば、年俸の額関係なしに、フンミンが幼い頃から苦労してきたので、住んでみたい都市やサッカーをしてみたいクラブに行って、幸せにボールを蹴って引退してもらいたいのが私の個人的な望みだ」と答えた。
ソン・ウンジョン氏は最後に、「ありがとう、愛している。フンミン」と、普段表現できない愛情のこもった言葉を息子に伝えた。
前へ
次へ