元韓国代表チャ・ドゥリが日本を称賛!「強豪への恐怖心ない」と分析した理由【カタールW杯】

チャ・ドゥリは「アジア勢が善戦して嬉しい。今後アジアサッカーが発展するうえで重要な大会になりそうだ。アジア勢が強いチームに勝つケースが多かった。将来に大きな力を与えているようだった。発展の可能性は高いと思う」と述べた。

チャ・ドゥリが分析するアジア勢善戦の要因は“選手の活発な海外進出”にある。

「アジアの選手たちが欧州にたくさん進出している。私が2002年日韓W杯に出場した際、韓国代表は欧州組が2人だけで、残りはアジアでプレーしていた。今はオーストラリアや韓国にも欧州でプレーする選手が多くいる」

「特に日本はドイツで多くの選手がプレーしている。そこでキャプテンを務める選手もいる。もはや強豪とされるチームを相手するときに恐怖心がなくなったようだ。毎週彼らと練習し、試合をしているため、競争力も向上した」

彼の言葉通り、ベスト16に進出した韓国、日本、オーストラリアのいずれも、欧州組を多く保有している。欧州のビッグリーグでプレーする選手の増加が、すなわちチームの競争力強化につながったという分析だ。

(写真提供=YONHAP NEWS/アフロ)チャ・ドゥリ

また、チャ・ドゥリは戦術面でもアジア勢の競争力が高まったと見ている。

「戦術的にもアジア勢が以前より良くなったと思う。日本は今大会で4バックと3バックを併用するなど、選手たちの戦術理解度が高かった。ドイツ相手に前線からプレスを行った。自国出身の監督とともに良い競技力、戦術能力を見せてくれたのが良い」と日本の称賛すると、「韓国やサウジアラビアも同様で、彼らは外国人監督の下で良いパフォーマンスを見せてくれた」と肯定的に話した。

「4年後の大会ではアジア勢がさらに善戦するだろう」と見込んだチャ・ドゥリ。「ベスト16では強豪相手に困難があったのは事実だが、格差は少しずつ縮まっていると思う。次のW杯が楽しみだ」とアジア勢に期待を寄せた。

フランクフルトやバイエル・レバークーゼンなどで活躍した元韓国代表FWチャ・ボムグン氏を実父に持つチャ・ドゥリは、大学時代にアマチュア選手ながら2002年日韓W杯に出場。以降はアルミニア・ビーレフェルトでプロデビューした後、フランクフルトやマインツ、コブレンツ、フライブルク、セルティック、デュッセルドルフと欧州で長くプレー。最後は母国KリーグのFCソウルで現役を引退した。

引退後は韓国代表の戦力分析官、コーチ、FCソウルU-18ユースの五山(オサン)高校監督を経て、現在はFCソウルのユース強化室長を務めている。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.

【動画】“日韓戦”惨敗の韓国代表、悲痛な帰国現場

【写真】韓国代表「歴代美女サポーター」一挙紹介!

「南アの悪夢ふたたび」韓国が見た森保ジャパンのW杯敗退

前へ

2 / 2

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集