イングランドサッカー界で長く指導者を務めてきたニール・ウォーノック氏が、プレミアリーグ得点王に輝いた韓国代表FWソン・フンミン(29、トッテナム)の功績を正しく評価した。
ウォーノック氏は6月15日、イギリスメディア『ミラー』を通じて自身が考えるプレミアリーグ・ドリームチームのメンバーを公開した。
ドリームチームのメンバーは、前線がFWハリー・ケイン(28、トッテナム)、ソン・フンミン、FWモハメド・サラー(30、リバプール)の3枚。中盤はMFケヴィン・デ・ブライネ(30、マンチェスター・シティ)、MFベルナルド・シウヴァ(27、マンチェスター・シティ)、MFデクラン・ライス(23、ウェストハム・ユナイテッド)で構成された。
4バックにはDFトレント・アレクサンダー=アーノルド(23、リバプール)、DFフィルジル・ファン・ダイク(30、リバプール)、DFキーラン・ティアニー(25、アーセナル)、DFダン・バーン(30、ニューカッスル・ユナイテッド)が並び、守護神はGKカスパー・シュマイケル(35、レスター)が務める。
ソン・フンミンは2021-2022シーズンのプレミアリーグでPKなしに23ゴール7アシストを記録し、サラーとともに得点王に輝いた。ウォーノック氏はソン・フンミンの実力を認め、FWクリスティアーノ・ロナウド(37、マンチェスター・ユナイテッド)やFWサディオ・マネ(30、リバプール)ではなくソン・フンミンを攻撃陣の1枚に据えた。
これに先立ち、ソン・フンミンはイングランドプロサッカー選手協会(PFA)による年間最優秀選手賞、年間ベストイレブンでまさかの落選となったことで議論を集めた。イングランド現地でも「人種差別疑惑」が提起されるほど、PFAの選考基準に問題があるという意見が支配的となった。
そんななかでも、ソン・フンミンは今回のウォーノック氏のほか、多くの専門家、さらにはAIなどによる年間ベストイレブンに名を連ねている。
1948年生まれのウォーノック氏は1980年から指導者生活を始めた後、ハダースフィールド、シェフィールド・ユナイテッド、クリスタル・パレス、QPR、レンジャーズ、リーズ・ユナイテッド、カーディフ・シティ、ミドルズブラなどのチームを指揮。今年4月に引退を宣言した。
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