韓国代表で不動の地位築く現&元Jリーガー。チョン・ウヨン、キム・スンギュへの確固たる信頼

柏レイソルのGKキム・スンギュ(31)と、かつて京都サンガF.C.、ジュビロ磐田、ヴィッセル神戸に在籍したMFチョン・ウヨン(31、アル・サッド)。

【写真】キム・スンギュ&チョン・ウヨンの私服コーデ

過去には神戸でチームメイトでもあった2人が、現在の韓国代表で自身のポジションを確固たるものとしている。

パウロ・ベント監督率いる韓国代表は、現在までに6月の国際Aマッチの日程の半分を消化した。2日のブラジル代表戦で1-5の大敗、6日のチリ代表戦で2-0と勝利した韓国代表は、来る10日にパラグアイ代表、14日にエジプト代表との対戦を控えている。

中3日での4連戦となるだけに、チームは選手の回復とコンディション調整に注力している。欧州組と国内組とではシーズンを戦うリズムが異なり、欧州組がシーズンを終えたばかりである一方、国内組はまだシーズン真っ只中だ。そのため、ベント監督は適切なローテーションを稼働している。

ベント監督はブラジル戦で交代枠4枚、チリ戦で交代枠3枚を使用した。ブラジル戦ではGKを除くDFライン、中盤、サイド、前線で各1枚ずつ交代し、チリ戦では3枚とも2列目より前の交代だった。チリ戦は特に、キャプテンのFWソン・フンミン(29、トッテナム)も後半ロスタイムに交代させていた。

また、負傷により今回の国際Aマッチを欠場したDFキム・ミンジェ(25、フェネルバフチェ)とともに、韓国代表DFラインの中核を担うDFキム・ヨングォン(32、蔚山現代)も、チリ戦はベンチを外れ休養を取った。

ミス連発&大量失点も信頼揺るがず

ベント監督が各ポジションで変化やテストを用いるなか、唯一交代のなかったポジションが、チョン・ウヨンのいる3列目、そしてキム・スンギュのいるGKだ。

(写真提供=韓国サッカー協会)チョン・ウヨン

チョン・ウヨンは中盤のアンカーとして、4バックのDFラインを保護するとともに、後方からのビルドアップで韓国代表の攻守転換に大きな影響を与える選手だ。

もっとも、ブラジル戦ではプレーに動揺が見えた。FIFAランキング1位のブラジルが繰り出す前線からの強烈なプレスに、チョン・ウヨンも慌ててミスを連発してしまった。

それでも、ベント監督がチョン・ウヨンに寄せる信頼は厚い。チョン・ウヨンが中盤で組むパートナーはMFファン・インボム(25、FCソウル)、MFペク・スンホ(25、全北現代モータース)など入れ替わりがあるが、チョン・ウヨンのポジションだけはほとんど変わりがない。

現在の韓国代表において守備的MFの最適解はチョン・ウヨンが唯一であり、事実上“変えの効かない”選手と言っても過言ではない。

(写真提供=韓国サッカー協会)キム・スンギュ

キム・スンギュも同様だ。6月の国際Aマッチではこれまで2試合ともゴールマウスを守り、正守護神として存在感を発揮している。

ベント監督は今回、キム・スンギュ以外にGKチョ・ヒョヌ(30、蔚山現代)、GKソン・ボムグン(24、全北現代モータース)、GKキム・ドンジュン(27、済州ユナイテッド)と、計4人のGKを招集した。

キム・スンギュはこれまで国際Aマッチ63試合に出場し、44失点を記録した。ブラジル戦では大量5失点を喫したものの、キム・スンギュのビッグセーブがなければより多くの失点が生まれたはずだ。そして、チリ戦ではクリーンシートを達成していた。

2018年ロシアW杯での活躍で一時は時の人となったチョ・ヒョヌは、今年3月のカタールW杯アジア最終予選の最終節となるUAE代表戦で出場したが、今回の6月の国際Aマッチ期間は、今のところキム・スンギュに先発の座を譲っている。

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