マジョルカの韓国代表MFイ・ガンイン(20)が、1カ月ぶりに先発でプレーした。
2月3日(日本時間)に行われたコパ・デル・レイ準々決勝ラージョ・バジェカーノ戦で、イ・ガンインは左サイドハーフで先発出場。後半32分に日本代表MF久保建英(20)と交代するまでプレーした。なお、試合は0-1で敗れた。
イ・ガンインの先発出場は、去る1月3日のラ・リーガ第19節バルセロナ戦以来1か月ぶりだ。最近ではチーム内で発生した新型コロナウイルス感染者の一人と知られ、戦列から離れていた。
このため、同月6日のコパ・デル・レイ3回戦エイバル戦、8日のラ・リーガ第20節レバンテ戦でベンチ外に。16日のコパ・デル・レイ4回戦エスパニョール戦で先発した久保との交代で実戦復帰し、続く23日のラ・リーガ第22節ビジャレアル戦でも久保との交代で途中出場した。
ラージョ・バジェカーノ戦で先発復帰したイ・ガンインは、以前よりも体が軽いように見えた。前半12分にはペナルティエリア手前での混戦から、利き足の左足でゴール前のFWアンヘル・ロドリゲス(34)に絶妙なロビングパス。ロドリゲスはループシュートでゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定で得点は取り消された。
後半15分にはペナルティエリアからミドルシュートを試みたが、相手GKの正面に飛んだ。また、左サイドからのクロスに頭で合わせたシーンもあったが、シュートはゴールポストをわずかに外れた。
イ・ガンインは終始ピッチを駆け回り、相手を圧倒したが、チームを勝利に導くことはできなかった。結局、去る1日のW杯アジア最終予選サウジアラビア代表戦を終えて復帰した直後の久保と代わり、ベンチで敗戦を見守ることになった。
昨年3月25日の日本との国際親善試合を最後に、実に10カ月近くA代表から遠ざかっているイ・ガンイン。韓国は10大会連続11回目のW杯出場を確定させただけに、クラブでの活躍を通じて再び代表に復帰してもらいたいところだ。
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