韓国代表初ゴールの町田オ・セフン「忘れられない一日になった」…“ストライカー争い”に名乗り

10月のW杯最終予選で韓国代表初ゴールを決めたFC町田ゼルビアのFWオ・セフン(25)が、“ストライカー争い”に名乗りを上げた。

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韓国代表は10月15日、龍仁(ヨンイン)ミルスタジアムで行われた北中米W杯アジア3次予選・グループB第4節でイラク代表に3-2で勝利した。

この試合では、2人のストライカーが揃って得点する活躍を見せた。

去る10日のヨルダン戦で出場機会が与えられなかったオ・セフンは、今回のイラク戦で先発のチャンスを得ると、前半40分に貴重な先制点を決めた。6月6日のW杯2次予選シンガポール戦でA代表デビューを飾り、4試合目で記念すべきA代表初ゴールに成功した。

そのオ・セフンに代わって後半14分から出場したFWオ・ヒョンギュ(23)も、1-1で迎えた同29分に勝ち越しとなる得点をマーク。ヨルダン戦で途中出場からA代表初ゴールを決めたのに続き、2戦連発でチームを勝利に導いた。

ホン・ミョンボ監督就任以降、着実にA代表でチャンスを掴んだ2人は、ともに記憶に残る2連戦を通じて新たなモチベーションを得た。

試合後、オ・ヒョンギュは「セフンさんと自分はお互いにそれぞれ長所、短所がある。上手く競争し、お互いに学び合えば、韓国サッカーの助けになると思う」と語った。

今夏にスコットランドのセルティックからベルギーのヘンクに移籍し、所属チームでも好調ぶりを見せているオ・ヒョンギュは、A代表でも自身の存在をアピールしている。

彼は「もう若い年齢でもない。代表は年齢が重要ではない。常に上手くやらなければならないという考えだ。責任感を感じている。所属チームでも代表でも常に競争がある。さらに発展し、韓国を助けられる選手になりたい」と、力強く意気込みを伝えた。

オ・ヒョンギュ
オ・ヒョンギュ

一方、「ヒョンギュと“ワンチーム”でお互いによく学び、成長するのが目標だ」というオ・セフンは、「(今回ゴールを決めたことで)先輩、同期、後輩たち全員が一人も欠かさず祝ってくれた。その言葉のおかげで忘れられない一日になった」と笑顔で振り返った。

また、先発出場として臨む前の心境については、「チームの役に立つために準備した。個人の欲を捨て、チームの勝利のために最善を尽くし、切実にプレーすることを優先に考えた」とコメント。

そして、「所属チーム(FC町田ゼルビア)に戻るが、そこでどれだけ成長し、結果を出すかによって、(代表に)また戻って来られるかどうかが決まる。もっと成長して、もう一度韓国代表としてプレーしたい」と強調した。

オ・セフン
オ・セフン

オ・セフンは韓国代表の主力であるMFイ・ガンイン(23、パリ・サンジェルマン)とともに、2019年のU-20W杯では韓国を準優勝に導く活躍を披露した。そして今はA代表で再会し、2年後の北中米W杯を目指す立場となった。

イ・ガンインとのプレーを「感慨深い」と語るオ・セフンは、「個人的に、代表に来る前からガンインとプレーしたかった。そのほかにも、良い先輩、後輩たちとも一緒にいたかった。そういった気持ちを抱き、ここまで一歩一歩来ることができた」と明かしていた。

なお、韓国代表は11月のW杯予選で、14日にクウェート代表、19日にパレスチナ代表とそれぞれアウェイで対戦する予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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