「ソン・フンミンはワールドクラスの選手だ」
トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、確信に満ちた声でそう答えた。
本日(7月13日)、ソウルワールドカップ競技場で行われるトッテナム対チームKリーグの親善試合を前に、前日の12日に記者会見が行われた。
会見に出席したコンテ監督は、同席した韓国代表FWソン・フンミン(29)の“ワールドクラス論争”に終止符を打った。
「ソン・フンミンとは個人的によく対話をする」というコンテ監督は、「私が感じる彼は、チームにエネルギーを吹き込むことができるポジティブな選手だということだ。ソン・フンミンはトップクラスの選手だ。何人かの人間によって低く評価されているが、ソン・フンミンを擁する監督としては喜びであり、誇りだ。彼はチームに献身できる選手だ」とし、「“ソン・フンミンがワールドクラスだ”という声は正しい。彼が世界で最も優れた選手の一人であることは確かだ」と力を込めた。
所属チームの指揮官もついに“ワールドクラス”と認めた。
ソン・フンミンは2021-2022シーズンのプレミアリーグでアジア人初の得点王に輝き、“ゴールデンブーツ”を受賞するなど、自身がトップクラスの選手であることを証明した。
しかし、父親のソン・ウンジョン氏は息子がワールドクラスに到達したかを問われると、「まだ違う」ときっぱり否定。ソン・フンミン自身も父親の意見に同感していた。ただ、コンテ監督はソン・フンミンへの称賛の言葉を並べながら、「彼はトップクラスだ」と自信を持って伝えていた。
トッテナムは去る10日、仁川(インチョン)国際空港を通じて韓国に入国した。当時、空港には多くのサッカーファンが集まり、コンテ監督はもちろん、トッテナムの選手たちに熱い歓待を届けていた。
コンテ監督は、韓国ファンの熱い歓待に驚いた様子だった。この日の会見でも、「出迎えてくれた韓国ファンの歓迎が素晴らしかった。この場を通じて感謝の気持ちを伝えたい」と語っていた。
トッテナムの韓国入国には、ソン・フンミンも「Welcome To Seoul」のプラカードを掲げ、自ら空港で出迎えた。
「ソン・フンミンをここ1カ月間見ていなかった。本当に長い時間だった」と再会を喜んだコンテ監督は、「我々にとっては遠征だが、ソン・フンミンにとってはホームだ。良い結果を出し、楽しみたい」と意気込みを語った。
なお、「Coupang Playシリーズ」第1戦のトッテナムとチームKリーグの親善試合は7月13日20時キックオフ。この試合はCoupang Playでのみ視聴することができる。
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