「チーム精神が十分に発揮された」
サッカー韓国代表を率いるポルトガル出身のパウロ・ベント監督は6月14日、ソウルワールドカップ競技場で行われたエジプト代表との国際親善試合を4-1で大勝した後、今回の国際Aマッチ期間について満足そうに振り返った。
韓国代表はこの日、前半16分にFWファン・ウィジョ(29、ボルドー)のゴールで先制すると、同21分にはDFキム・ヨングォン(32、蔚山現代)が追加点。前半のうちに1点を返されたものの、後半に2得点を加えて大差で勝利した。
ベント監督は「全体的に良い試合をした。攻撃だけでなく、守備面でも相手にチャンスを多く与えなかった」とし、「選手のパフォーマンス、態度に満足している」と伝えた。
韓国代表は6月の国際Aマッチ4連戦を2勝1分1敗で終えた。初戦でブラジル代表に1-5と大敗したものの、以降はチリ代表に2-0勝利、パラグアイ代表に2-2と引き分け、最後はエジプトに完勝した。
「(4連戦で)チーム精神が十分に発揮された」というベント監督は、「すべての試合で改善すべき点は出てくるが、それよりももっと重要なのは、自分たちが取り組んできたことをより発展させていくことだ」と述べていた。
以下、ベント監督との一問一答。
◇
―試合の感想は。
全体的に良い試合をした。攻撃だけでなく、守備面でも相手にチャンスを多く与えなかった。高いボール支配率で相手のスペースを探し出した。4ゴールともそれぞれ異なる場面だった。選手のパフォーマンス、態度に満足している。
―Aマッチ4連戦で得た点、改善すべき点とは。
チーム精神が十分に発揮された。すべての試合で改善すべき点は出てくるが、それよりももっと重要なのは、自分たちが取り組んできたことをより発展させていくことだ。
―これまで指摘されてきた守備面の不安については。
6月の試合で守備の不安は感じなかった。もちろんミスはあったが、試合中であれば当然あり得ることだ。重要なのはミスを分析して発展していくこと。DFライン以外にも多くのことを分析しなくてはならない。ブラジル戦や今日の試合を見ると、右センターバックに左利きの選手を起用したが、これも良い経験だった。
技術、戦術よりもさらに良かったのは選手たちの反応だ。ブラジル戦の敗北後の試合で選手たちが見せてくれた部分だ。特に、(パラグアイ戦で)2点ビハインドから追いついた選手たちの態度は非常に素晴らしかった。
―先発11人がほぼ固定化された状態だ。プランBの構想は。
今回の招集に呼べなかった選手がいる。キム・ミンジェ、イ・ジェソンなどがそうだ。ファン・ヒチャンもAマッチ2試合だけを消化して(基礎軍事訓練のため)離脱した。チョン・ウヨンも負傷により3~4試合目を欠場した。これらの理由で(これまで出場できなかった)別の選手がチャンスをつかんだが、良い経験になったようだ。
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