韓国Kリーグ1(1部)で、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)の韓国代表DFキム・ヨングォン(32)に対する誤審が認められた。
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Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は4月8日、第7回賞罰委員会を開き、キム・ヨングォンの退場による出場停止処分の減免を発表した。
キム・ヨングォンは去る5日、アウェーの済州(チェジュ)ワールドカップ競技場で行われたKリーグ1第8節の済州ユナイテッド戦で、前半44分に相手選手と競り合った際、危険な反則を犯したとしてレッドカードが提示され、一発退場処分となっていた。なお、試合は蔚山現代が2-1で勝利している。
韓国サッカー協会(KFA)の審判委員会は試合後、7日に開いた評価小委員会で、キム・ヨングォンのファウルが相手選手にケガを負わせる程度ではなく、深刻な反則行為とみなすことも厳しいことから、退場措置は不適切と評価した。
その後、韓国プロサッカー連盟の賞罰委員会は、KFA審判委員会の評価結果及び連盟技術委員会の意見を総合し、キム・ヨングォンの出場停止を減免することで決定した。
これにより、キム・ヨングォンは退場による出場停止と罰金が免除され、蔚山現代もチーム罰点が免除された。
また、今回の減免により、キム・ヨングォンは来る4月9日にホームの蔚山文殊サッカー競技場で行われるKリーグ1第9節の大邱(テグ)FC戦への出場が可能となった。
昨季限りでガンバ大阪を退団し、今季から蔚山現代加入で母国Kリーグに初挑戦中のキム・ヨングォン。蔚山現代は現在、リーグ戦8試合6勝2分の無敗で首位を走っている。
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