「韓国から来たこの女性が、どうやってスーパーエージェントになったのか?」
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イギリスメディア『インディペンデント』は最近、上記のような見出しの記事を掲載した。彼女の名はカタリナ・キム。韓国名はキム・ナナとしている。
カタリナ・キム氏は、自身がCEOを務めるC&Pスポーツの前身であるカタリナ&パートナーズを2013年に設立。今や28人ものエージェントを抱える企業にまで成長している。
欧州サッカー界では彼女のことを“エージェント・レディ”と呼ぶ。2021年6月に韓国で発刊された彼女の自叙伝のタイトルも、「私はロンドンのエージェント・レディ」だ。
カタリナ・キム氏は選手のエージェントではなく、クラブ、リーグ、企業間の取引を担う。
最初の取引は、マンチェスター・シティの親企業であるシティ・フットボール・グループのクラブ買収作業だった。その後はトッテナムと韓国のタイヤメーカー、クムホタイヤとの契約を成立させ、マンチェスター・シティとネクセンタイヤ、アトレティコ・マドリードとヒュンダイ、リヨンとクムホタイヤのスポンサー契約締結を仲介した。
さらには、レアル・マドリードの韓国への事業展開にも貢献し、同クラブ初となる韓国アカデミー設立も成し遂げている。
女性エージェントは依然として少ない。「サッカー界の発展速度に比べて、女性の参与は非常に遅く発展している。ごく少数を除き、ほとんど影響のない役割にとどまってきた」という声もあるなか、カタリナ・キム氏は業界でもストレートに意見を出すことで高く評価されてきた。
カタリナ・キム氏は、「サッカーというスポーツにはプロセスがある。男性中心的で、白人のヨーロッパ人が支配していることも事実だ。ただ、彼らは私を受け入れた。女性はもちろん、アジア人の人材がさらに必要だ。自分のプロセスは自分で探さなければならない。誰もドアを締めてロックしたことがない。押収サッカー界とともに素晴らしい成果を上げてきた」と語っている。
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