アルツハイマー型認知症との闘病の末、女優ユン・ジョンヒさんがこの世を去ってから1年が過ぎた。
ユン・ジョンヒさんはフランス・パリで2023年1月19日17時頃(現地時間)、78歳で息を引き取った。
1944年生まれのユン・ジョンヒさんは、23歳だった1967年に1200倍の競争率を勝ち抜いて映画『青春劇場』でデビュー。大鐘(テジョン)賞など8つの新人賞と青龍映画祭の人気賞などを受賞し、ムン・ヒ、ナム・ジョンイムと共に1960~70年代を代表する女優トロイカとして愛された。
1976年にはピアニストのペク・ゴンウと結婚。その後、韓国とフランスを行き来しながら20本余りの映画に出演した。2010年にはイ・チャンドン監督の『ポエトリー アグネスの詩』のヒロインとして出演し、カンヌ映画祭でスタンディングオベーションを受けた。
輝かしい女優生活を送ってきたユン・ジョンヒさんだが、晩年は騒がしかった。
ユン・ジョンヒさんは夫と娘の手厚い世話のなか、パリで治療を受けていたが、突然、実の兄弟たちとの法的争いに身を投じることに。彼らはユン・ジョンヒさんの夫と娘に対して、財産・後見人の地位を巡る異議申請をフランス裁判所に提起した。
2019年9月にフランスでの一審で敗訴した兄弟は、パリ高等裁判所に控訴したが、翌年11月に最終的に敗訴。パリ高裁は、ユン・ジョンヒが配偶者、娘と親密な関係を結んでいるなか、安全かつ慣れ親しんだ環境で安らかな生活を享受していると判断し、娘の後見人の資格を維持する判決を下した。
(記事提供=OSEN)
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