麻薬投薬の容疑がかけられている俳優ユ・アイン(36、本名オム・ホンシク)に対して、警察が共犯者の存在を確認して捜査中だ。
4月10日、ソウル警察庁は記者懇談会で「ユ・アインに対する2次召喚調査を控え、一緒に投薬した共犯者を追加捜査している」と述べた。
警察は共犯者などに対する補完捜査が終わり次第、ユ・アインを再び召喚して取り調べる方針だ。
去る3月27日、ユ・アインはプロポフォール、ケタミン、大麻、コカインなど麻薬4種を投薬した疑いでソウル麻浦(マポ)区のソウル警察庁・麻薬犯罪捜査隊から取り調べを受けた。
当初、プロポフォールを管理する食品医薬品安全処はユ・アインが2021年の一年間、73回にわたって4400mlを超えるプロポフォールを投薬した可能性があるとして警察に捜査を依頼した。国立科学捜査研究院の麻薬類精密鑑定の結果、プロポフォール、大麻、コカイン、ケタミンなど4種類の麻薬成分が検出された。
これに対してソウル警察庁・麻薬犯罪捜査隊は、ユ・アインにプロポフォールなどを処方したと疑われるソウル江南(カンナム)、龍山(ヨンサン)区一帯の病院・医院やユ・アインの居住地などを家宅捜索し、病院関係者を対象に調査を続けてきた。
また2月27日に国立科学捜査研究院から麻薬鑑定結果を譲り受けた警察は、3月13~14日にユ・アインのマネージャーや知人などを参考人の身分で呼んで調査した。
なおユ・アインが出演し、Netflixで今年公開予定だったドラマ『終末のフール』、映画『勝負』は、配信が暫定保留・延期となった。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
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