R&B歌手として世界の有名ミュージシャンと数多くコラボしてきた韓国歌手の薬物を購入している姿が公開された。
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韓国のテレビ局『MBN』は4月2日のニュース番組で、「3月31日、歌手フィソンがソウルのとある建物のトイレで睡眠麻酔剤を投薬して倒れた状態で発見された中、当時のCCTV（監視カメラ）映像を入手して調べたところ、投薬直前に男性と薬物取引する姿が明らかになった」と報道した。
映像は、白のアウターと紫色のキャップを被ったフィソンが、タクシーを降りて銀行の前をうろつき、誰かに電話をかけているところから始まる。
続いてフィソンは駐車場に移動し、紫色の服を着た男と会話を交わしたあと、男性から黒い袋を受け取っている。袋の中をチェックしたあと、取引を終えた2人は別れた。
その30分後、フィソンは近くの建物で倒れた状態で発見された。現場には、CCTVに映っていた黒いビニール袋や注射器、薬瓶などが散らばっていたという。
有名歌手が自ら薬物を購入し、薬に酔って倒れた状態で発見されるなど、常識的に考えられないことが相次いで起きたわけだ。この一連の状況は、フィソンが常習的な薬物中毒であった証拠と見られている。
倒れているフィソンを発見し、警察に通報した最初の目撃者は「最初は自分の呼びかけが理解できず、おかしな返事をするほど意識がなかったが…。寒くて震えるような…痙攣みたいな…」と当時の様子を明かしている。
現場で発見された薬物は、プロポフォールのような全身麻酔剤の一種だった。麻薬ではないが専門医薬品のため、医師の処方なしには買えないという。
ソウルの松坡（ソンパ）署はフィソンの薬物入手経緯などを調べている。フィソンは「インターネットで知り合った人と取引した」と供述したという。
一方、慶北（キョンブク）地方警察庁は最近、2019年12月に麻薬関連情報を確認する過程で、フィソンが麻薬類を購入した証拠を掴み、捜査していると発表した。
なおフィソンは2013年、兵役の軍服務当時も睡眠麻酔剤の一種であるプロポフォール投薬の疑いで軍検察から取調べを受けたが、治療目的であることが認められ、嫌疑なしの処分を受けたことがある。
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