あのカリスマ性もクスリの効果だったのか…“4種の麻薬”容疑の俳優ユ・アイン、初犯だが処罰の強度は?

2023年03月22日 話題 #ユ・アイン

4種の麻薬疑惑をかけられた俳優ユ・アイン(本名オム・ホンシク)が警察の召喚調査を控えたなかで、今後続く裁判日程と処罰の強度、公開を控えている次回作および広告の契約解除、さらには違約金まで、様々なイシューをめぐって注目されている。

【写真】ユ・アイン、女優ソン・ヘギョと密着ショット

ユ・アインは来る3月24日、麻薬類管理法違反の疑いでソウル警察庁・麻薬犯罪捜査隊に被疑者として召喚調査を受ける予定だ。

去る2月5日に仁川(インチョン)国際空港で麻薬検査を受けてから、約1カ月半。彼がどんな言葉を持ち出すかに関心が集中するなかで、ユ・アインの所属事務所UAA側は「当日、立場発表はない予定だ」と明かした。

超豪華な弁護団を選任

先立って3月21日、ユ・アインが超豪華弁護団を選任したという事実が知られて話題を集めた。法曹界によると、ユ・アインは最近、韓国最大の法律事務所であるキム&チャン出身の弁護士を弁護人に選任した。

ユ・アイン

その弁護士は釜山地検、昌原地検・統営支庁、水原地検、全州地検・群山支庁、ソウル中央地検、光州地検・順天支庁などに検事として勤め、大規模な事件を担当した経歴を持つ。2012年には在職時代の功労が認められ、法務部長官表彰を受けたとも。現在はキム&チャンから出て、他の法律事務所で活動している。

プロポフォール常習投薬の疑いで身体押収捜索、および警察の調査を受けた事実が知られて以降、公式的にはいかなる対応もなかったユ・アインが弁護士を選任したということは、今後行われる警察の調査から弁護士の助力を得て、俳優人生がかかった麻薬問題に積極的に対応するという意思と見られる。

待機中の次回作は?契約解除、違約金の雪だるま

たしかな演技力とカリスマ性を土台に多くの作品に出演してきたユ・アインの次回作をめぐる動きも明らかになってきた。2月5日以降、彼の出演作はすべて“オールストップ状態”だ。

Netflixは今回の事件初期、ユ・アインが主演する映画『勝負』(原題)の投資と制作を担当したエースメーカームービーワークスに公文書を送った。その公文書には、「ユ・アインの疑惑によって契約が解約される可能性がある」という内容が盛り込まれた。

『勝負』の投資会社エースメーカームービーワークスの関係者は3月21日、本紙『スポーツソウル』との通話で「ユ・アインのプロポフォール事態初期にNetflixからそのような内容の公文書を受け取った。俳優と関連したリスクが生じた場合に受ける通常手続きのひとつ」と説明。続けて「その後もNetflixと緊密に議論中だ」と付け加えた。

(写真提供=Netflix)映画『勝負』のユ・アイン

映画『勝負』は、韓国囲碁の伝説である2人、チョ・フンヒョン(演者イ・ビョンホン)とイ・チャンホ(演者ユ・アイン)の勝負を描いた作品で、Netflixを通じて今年公開される予定だったが、ユ・アインが麻薬疑惑に巻き込まれ、公開にブレーキがかかった。ツートップの主演映画であるため、ユ・アインの出演分を編集すること自体が不可能だ。

ユ・アインはその他にも、Netflixオリジナルシリーズ『終末のフール』(原題)と『地獄が呼んでいる』シーズン2など、多くの作品と関係している。『終末のフール』側はユ・アインの出演分をできる限り編集することにし、『地獄が呼んでいる』シーズン2はユ・アインを降板させ、俳優キム・ソンチョルを代わりに投入した。

すでに撮影を終えたユ・アイン主演映画『ハイタッチ』(原題)も今回の事態を注視し、落ち着かない時間を過ごしている。

広告界は、早くから“ユ・アイン削除”に乗り出した。ユ・アインが出演する作品の関係者は大部分、議論が発生して「状況を見守る」と明らかにしたが、ユ・アインを広告モデルに起用した企業らはプロポフォール投薬疑惑が浮上するやいなや、広告映像を非公開に切り替えるなど“損切り”に乗り出した。

今後の捜査結果によっては、違約金問題も発生する見通しだ。

4種の麻薬、処罰の強度は?

今後行われる捜査と裁判で、ユ・アインは初犯である点を積極的に疎明するものと予想される。彼が受けることになる処罰の強度にも関心が集まる。

ユ・アイン

毛髪検査や尿検査の結果、ユ・アインからは大麻、プロポフォール、コカイン、ケタミンの4種類の麻薬成分が検出された。特に韓国では珍しいコカイン吸入の状況が明らかになり、問題はさらに大きくなった。コカインは中枢神経興奮剤に属する麻薬類だ。中毒性が強くヘロイン、ヒロポンと共に「3大麻薬」として扱われる。

ユ・アイン側はプロポフォール常習投薬の疑いについて、「皮膚疾患を患ってきたユ・アインが針恐怖症で睡眠麻酔をすることになった」と釈明している。本格的に始まる警察捜査でも、この部分を積極的に釈明するものとみられる。ただプロポフォールは、医療用としても多く使われるだけに、非医療目的で常習投薬したことを立証できなければ罰金刑が有力だ。

問題は、強力な麻薬に分類されるコカインとケタミンの常習投薬だ。コカインとケタミンはプロポフォールや大麻に比べてはるかに危険性が高く、強力な幻覚と中毒を起こす薬物で処罰の強度が最も高い。

もし売買および斡旋、所持、管理、投薬などの疑いが認められれば、10年以下の懲役または1億ウォン(約1000万円)以下の罰金刑に処される。ユ・アインが4種すべてを投薬した疑いが認められれば、処罰の強度が最も高いコカインに準じて処罰される。

それでも常習投薬が立証されなければ、ヒロポン投薬の疑いで裁判にかけられた歌手兼作曲家のドン・スパイク(本名キム・ミンス)のように、執行猶予が宣告されることもありうる。

とある法曹界関係者は「通常の麻薬事犯の場合、2種以上の麻薬を投薬しているケースが多い。ユ・アインが4種を投薬したとしても反省しており、再犯の恐れがないと判断されれば実刑を避ける可能性もある」と述べた。

◇ユ・アイン プロフィール

1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。

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