2021年のNetflixは、韓国コンテンツのおかげで明るくなった。『キングダム』『D.P.-脱走兵追跡官-』『イカゲーム』『地獄が呼んでいる』『静かなる海』などが公開され、世界から愛された。
【写真】血だらけでピース!『今、私たちの学校は…』“撮影裏側SHOT”
なかでも大きな反響を呼んだ作品は『イカゲーム』だろう。
昨年8月15日(秋夕)の連休中にNetflixを通じて公開された同作は、賞金456億ウォンがかかった謎のサバイバルゲームに参加した人々が、最後の勝者になるために命をかけて極限のゲームに挑戦するストーリーが描かれた。
『イカゲーム』は、全世界からの好評が相次いだ。およそ94カ国で1位を記録してシンドロームを巻き起こし、Netflixによると『イカゲーム』は制作費として2140万ドル(約25億円)を投資して、8億9110万ドル(1兆54億円)以上の収益を上げたという。
そして、『イカゲーム』最大の恩恵者としては、チョン・ホヨンが挙げられた。北朝鮮から弟と脱北してきたセビョクを演じた彼女は、キャラクターにすっかりと溶け込んだ高い演技力で大きな脚光を浴びた。モデルではトップクラスだったが、女優としては新人であったが、演技力の高さで視聴者へ満足感を与えた。
一方、今年1月28日にNetflixを通じて公開された『今、私たちの学校は…』は、ゾンビウイルスが発生した学校から孤立し、救助を待っていた生徒たちが生き残るために仲間と手を取り合って、ゾンビとの死闘を繰り広げるストーリーだ。公開からわずか1日で世界一を記録し、11日連続でNetflixの首位をキープしている。
話題性と収益は、もう少しだけ見守らなければならないが、『今、私たちの学校は…』がいま現在最もホットなドラマであることは間違いない。
ならば、第2のチョン・ホヨンになるのは誰なのかがカギとなる。今作ではパク・ジフ、ユン・チャニョン、チョ・イヒョン、ロモン、ユ・インス、イ・ユミ、イム・ジェヒョクをはじめとする多くの俳優陣がそれぞれ強い存在感を発揮した。
なかでも、オンジョ役のパク・ジフは『今、私たちの学校は…』の公開直後に個人インスタグラムのフォロワー数が80倍以上急増し、世界的な人気を体感しているという。
『賢い医師生活』でインターン医師を演じて知名度が上がったナムラ役のチョ・イヒョンは、すでに有名女優への仲間入りを果たした。チョンサン役のユン・チャニョンも、高い演技力が認められ『今、私たちの学校は…』の恩恵者に挙がった。
もちろん、俳優ロモンへの注目も集まっている。スヒョクを演じた彼は、高い身長に格好良いビジュアルで見る人の心をとらえた。だが、演技の面では評価が分かれている。一部では「ナムラ役のチョ・イヒョンに抱く恋心を表現するシーンが下手だった」という評価が浮上している。まだ足りない演技力が課題だ。
ロモンは、1999年生まれだ。若い分、成長する時間はたっぷりある。今後の活躍に期待したい。
彼は、インスタグラムのフォロワー数が急激に増えたり、ニューヨークのタイムズスクエア電光板に自分の顔が映ったとSNSにアップしたりして、ドラマ人気の効果を実感している。
ロモンだけの話ではない。
あまりにも若い俳優が大勢出演しているため、期待以上の人気と称賛を得ていることを受け、さらに気を引き締めることが大切だ。すでに成功を収めた『今、私たちの学校は…』が、『イカゲーム』のような長い人気を保つには、出演俳優それぞれの力が必要になってくるだろう。
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