「カンヌ映画祭で受賞したような勘違いをさせた」韓国の歌手兼画家が受賞した“賞”が議論に

2021年12月10日 話題

歌手兼画家のソルビ(クォン・ジアン)が受賞した「グランド・アーティスト・アワード」という賞について、議論が繰り広げられている。

ソルビが受賞した賞が大したものではないという指摘だ。しかし、ソルビは韓国を越えて世界の舞台で活動する作家であり、彼女が受賞した賞も侮辱される正当な理由はない。

ソルビは去る12月4日、スペインのバルセロナ国際アートフェアで行われた「2021バルセロナ国際芸術賞」(PIAB21)で、「グランド・アーティスト・アワード」を受賞した。

ソルビが参加したバルセロナ国際アートフェアは12月3~4日に行われたイベントで、世界100人余りの現代美術作家などが参加した。

(写真提供=M.A.P CREW)「グランド・アーティスト・アワード」を受賞したソルビ

ただソルビの受賞をめぐって、“弘益大学イ作家”として知られる現職美術作家イ・ギュウォンは12月9日、「グランド・アーティスト・アワードを受賞したというニュースに、0.5秒ほどカンヌ映画祭で受賞したような勘違いをした」「メディア誘導が度を超えた」「韓国アートフェアにも1000人を超えるアーティストが参加するが、ソルビが大賞を受けたイベントは60人ほどが参加する」「招待されたソルビが大賞を受けたのであれば、大賞が内定していたという疑惑」「審査委員にも権威が感じられない」などと発言をした。

イ・ギュウォンの発言を聞くと、小規模の国際アートフェアでは、最も大きなブースを借りれば賞をもらえるのかと考えてしまう。

(画像=オンラインコミュニティ)イ・ギュオン

それについて、とある現職作家は「ひとまずアートフェアで賞を与えることはほとんどない」とし、「もともとアートフェアはブースを設けるためにお金を払わなければならない。だが、ブースに入りたいと言っても、誰でも入れるというわけではなく、お金をたくさん払ったからと賞を与えるという話は聞いたこともない。さらにブース費も出さない招待を受けた作家に疑惑を提起することは、まったく根拠がない」と反論した。

続いて彼は「韓国以外の国で招待されて活動する作家が賞を受賞したということは変わらない。韓国美術界でも、ただの賞をもらったことをお祝いすればいい」と付け加えた。

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ソルビはイ・ギュウォンが提起した疑惑とは異なり、誇張されたメディア誘導をしていない。ソルビが送ったプレスリリースで重要なのは、ソルビがスペインで開かれたアートフェアで受賞したという点だ。そして主催側が定めた賞の名前が「グランド・アーティスト・アワード」だったということにすぎない。

その事実について嘘をついたり、欺いたりしたことはない。検索をしても出てこない審査委員がくれた賞だからといって、その賞の価値が落ちることもない。何よりも芸術家の価値は賞によって決まるものではなく、作品で決まる。ソルビの作品が盗作であったり、まったく芸術的な価値がなかったりしたのであれば、そもそも招待されることもなかっただろう。その事実は、ソルビ本人はもちろん、ソルビについて疑惑を提起した人も全員が知っているはずだ。

議論とは関係なく、ソルビは画家としての道を歩き続けている。彼女はSNSに「自分の道を歩んでいたら、スペインで美術の賞をもらい、お母さんがすごいと言った。いつも反対していたお母さんに褒められて幸せだ」と感想を残した。

ソルビがバルセロナ国際アートフェアで画家として賞を受賞したことについては、素直に祝うべきだ。画家ソルビの次の歩みが、さらに期待される。

(記事提供=OSEN)

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